子どもの地平に降りてはいかない
小学校1,2年生で担任した子どもたちが乗馬に来てくれました。
しかも二人とも結婚して旦那さんがいっしょに!
馬には乗れませんでしたが、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
ふと思い出したこと。
「子どもとお話するときはかがんだりしゃがんだりして、目線を合わせるように」
初めて低学年を担任する時にそうアドバイスをくれる先輩教師がいました。
最初はそうしていたのですがね……、やっぱりやめたんです。
子どもは小さい。
低学年なんて僕の腰ぐらいのところに顔がある。
「ねえ、シム、あのね!」そう言って見上げて一生懸命に伝えようとする姿こそ、子どもらしい。
上を見上げて伝えようとするから、上を向く、上に伸びる、時には本当に背伸びをしている子もいる!
身も心も上を向く。
見上げるあの純真な目と心。
目線を低く合わせたらもったいない!
「大きくなって、伸びてこい」
そんな想いが湧き出したのが、ちょうど彼女たちといっしょにいたとき。
子どもを伸ばすために、大人は、子どもの地平に降りてはいかない。
今もゆるがない教育信念の柱です。
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