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ミキシングビルド実戦編

どうも、センサーです!
気がつけば3月、時間の進みの速さに驚きますw今朝は家の前の氷を砕いて排水溝に水が流れるようにしてました。雪解けももうじきですね!

本日はいよいよミキシングビルドの実戦編!
基本はSDガンダムの無縁見立て(元モチーフ関連商品を使わずに見立てること)のやり方についてまとめていきますが、他のミキシングビルドと共通する事も多いので参考になれば嬉しいです。
具体的には下記画像のようなミキシング完了まで、を解説していきます。(仕上げ編はまた別の機会にやりたいと思います)

今回の記事を読んでわかることは2つ。
✅ミキシングのやり方・考え方
✅脱初心者のミキシングテクニック
この2つをテーマにやっていきます。

私も初めてまとめるのですが、言語化する事で、自分のミキシングビルドの強みを理解できたら良いなと思います。笑

2部構成です。
1️⃣大まかな手順
2️⃣具体的なテクニック(有料)
主に考え方とテクニックを話します。何故するのか?を知れば、後は各自の楽しむところかなと思いますので。
前回記事と合わせて、いつかの同人誌に向けたアウトプット目指してます!
気軽にお読みいただけますと幸いです!

▼手順

まず大前提、ガンプラや使えそうな素材を調達します!
身も蓋もないことを言えばミキシングビルドはパーツ数がすべてです。なのでたくさんのプラモデルを買ってたくさん作る。
作れば作るほどいろんな発想力も自然とつきます。そして、さらに必要な素材ややりたい事も出てくる。なのでまずは好きなものをどんどん買ってみましょう!
ニコイチなど、少数のプラモデルで仕上げるにも接続や加工の経験数が大事です。とにかく試行錯誤して自分なりのプラモデルの進め方を掴んでおきましょう!

モチーフとテーマを決める

たくさんのパーツをゲットしたら【何を作るか&どう作るか】を考えます。

何を作るか…これはモチーフの話ですね。
具体的には【見立てでバイアランを作ろう!】【ジークアクスの未発売機をミキシングで作ろう!】といった内容です。

どう作るか…これはテーマの話ですね。【サイバー忍者風に作ろう】【からくり武者にしよう】といった内容です。

この2つを合わせる事で独自のミキシング作品にしていきます。
例えば【サイバー忍者風のSDバイアランを作ろう】【からくり武者テーマでジークアクスを作ろう】といった具合です。
なんとなく組んでたら出来た、もあるにはありますが、圧倒的にテーマがあった方が早く、目標地点に向けた努力になるため上達もします。
ここを先に決めないと途中でブレて【なんか作りたいのと違う】【完成しなくてもいいかも】といった気持ちになり、放置になりやすいです。
また、このテーマ選定の時点で独自性が無ければ完成しても注目を得られない可能性が上がります。どうせ公開するなら反応欲しい、という時は意識してみましょう!
最低限、完成のためにも少なくとも自分がワクワクするかを最大限意識して開始することが大切です。

私はありきたりなテーマで作る時はひとつ、被らないサブテーマを入れて丸かぶりを防いだり、モチベーションにしたりしてます。

例【見立てでカードダスの不死鳥の鎧を作る&鎧変えできる】がテーマの未来神具 不死鳥の鎧騎士ガンダム

イメージを膨らませる(アウトプットする)

上記モチーフ・テーマが決まったら、モチーフの設定資料を集めたり、印象的なカットをスクショ印刷したり、テーマに沿ったキャラクターや小物の資料を検索するなどして、手元に参考にする資料を集めておきます。
そして脳内やノートに仕上がったキャラクターのイメージを描いていきます。
例えば、テーマが[スチームパンク]であれば、そのワードで検索してかっこいいと思う画像を保存したり、スチームパンクの歴史を調べたりします。「なるほど日本で例えると大正ロマンか、メカを扱うシャーロックホームズもいいな」とテーマの解像度を上げていきます。「装飾品は歯車と蒸気機関を連想させるものが良いかな、武器はパワーローダーや蒸気バイクと絡めるのが楽しいかも」と細部も最初に引き出しを作っておけば、初めてからもアイディアに困ることは減ると思います。

モチーフについては、単独であればその機体の資料。SD化もされていれば好みの体型のものをいくつかピックアップして印刷して貼り出したりします。複数機体をモチーフにして混ぜる場合はモチーフ分の資料を集めましょう。

絵に起こす際は、しっかり描き込むのではなく、ラフで全然問題ないです。具体的にどんなパーツがあればモチーフやテーマを再現できるかという事が理解できれば⭕️です。
【脳内の解像度をあげる】ことが目的ですので、絵が上手い下手は特に気にしなくてOKです。

どんなカタチをしているのかだけでなく、SDにしたらどう動くのか、どんな魅力、設定があるのかといった事もここで確認できているとこの先すごくスムーズです!
イラストにする事は、制作途中で行き詰まった時にもどんなパーツが欲しいのか分かりやすくなるのでオススメです。

パーツ選定↔️構築

いよいよプラモデルを触っていきます!笑
パーツ選定とは、ミキシングに使う候補のパーツを、ジャンクパーツの箱の中から選定する作業です
私は基本的にジャンルやシリーズ分けしたジャンク箱からプラモの箱へ取り分けて集めます。途中で終わったり放置した際も箱にまとめておくことですぐに再開できるからです。

この際に意識したいのは2点。
使えそうと思ったパーツは同じ箇所でも何個でも選出する。
例えば四角い肩パーツが必要な際に、ひとつのパーツ候補が見つかったからとそれで決定してしまうと、後々バランスが悪くなったときに変更する余地が生まれづらいです。
あらかじめ複数のパーツ候補がある事で選択肢が広がり、違和感を感じた時にすぐに取り替えて解消できます。
思わぬ化学反応が起きて想定してなかったパーツで最終決定する事はザラというか、その想定外のパーツとの出会いがミキシングの醍醐味なので、ミキシングをする時は1体につき1箱、選定パーツが集まるくらいでも問題ないと思います。
ここで大切なのは、最初のパーツに固執しない意識です。

テーマに沿っていれば形がモチーフに似てなくても確保しておく。
例えば、【蒸気メカ風】といったテーマの際にモチーフの機体にないパーツでも、バズーカの先端が汽笛になるかもとか、ジャンクの破片が石炭に見立てられるかも、とか活用できるパーツはあります。
組んでく中でひらめきがミキシングの鍵となります。なのでひらめきの種となるパーツは、たとえ使わなくても選定しておく事でテーマに近づきやすくなります。
モチーフの形状に思考が寄りすぎてモチーフ機体が鎧を着ただけのミキシングになってしまうとテーマが生きて来ずに面白みが感じられづらい場合があります。

特徴さえ押さえておけば細かな部分が違っても
同じものと判断されやすい。

テクニック編で触れますが、シルエットや印象値に関係ないところはむしろ遊んでいくことが大切です。のびのび楽しく作る為に、遊びパーツや印象の近いパーツを意識して集めましょう!

シルエット出し

構築の中で意識したいことの1つはシルエット出しです。
シルエット出しとは全体・パーツのアウトラインをモチーフに近づける作業です。
作品を引きで見た時にモチーフの印象に近いかどうかを確認していきます。
設定画と並べる、自分で描いたラフと並べるなどで比較して、デザインを近づけていきます。
背負いものがある時は背負いもの。その次が、頭部、肩、腿。最後に胴体、足先、腕の順にシルエットを優先してつけていくと整いやすいです。(キャラによります)

バランス出し

SD化している場合は特に重要ですので、シルエット出しと分けました。
これができてるかできてないかでかなり印象は異なります。
バランス出しは、関節や体型の調整を指します。
パーツ形状は合ってるのに似てないという時は意識して見てください。ちなみに私は素体の時点でここをかなり意識します。


ジークアクスは特にバランス出しが難しかった。
胴体🟢と関節の付け根🟡の位置関係で見ると、
SDは上下には短いものの、縦の関係性は変わらないように意識すると似せやすい。
位置関係が維持できるよう肩関節や股関節を通常のフレームより横に伸ばしているのがわかるだろう。
手足の長さは好みだが、関節の位置には一貫性がある。

特に最近のモビルスーツは二の腕や太もものバランスが人間に近くなっていたり、関節位置が独特だったり、腰が極端に細くなっていたり、末端が細くなっていたりと、従来のSD体型だと違和感が出やすいです。
SD体型に落とし込んだ際に、肩幅、腰の太さ、腿のつき方、足の太さ、などなどをしっかり意識して素体構築します。そうすればあとは鎧の形が元モチーフに近いものを選ぶだけでそれっぽくまとまります。

シルエット・形は合ってるのになんか似てないという時は、ここを意識しましょう。
ここの内容を掴めない方は、一度モチーフを人間に例えると分かりやすいです。
例1️⃣モチーフは痩せ型なのにSDになるとデブっぽくね?→くびれを作るか
例2️⃣モチーフは筋肉質な印象だけどSDだとなんか関節に隙間が目立って脆そうに見えるかも?→二の腕と太ももの隙間を埋めてみるか
というような印象に則った修正です。印象値の話につながりますが、パーツをSDに翻訳する際はここの印象を押さえておけるようになれば簡単です。
場合によっては実際の形状とは異なってでも印象を整えることを優先するとまとめやすいと思います。

表面処理・ディティール統一

パーツの剪定が終わると表面処理に入ります。
ミキシングの場合はどの程度パーツの繋ぎ目を消すか、どこまで接着しておくかなどを考えておくと進展がスムーズです。
また、テーマに沿ったパーツ形状になっているか(和風なのに中華ナルトディティールが残ってないか、設定上あり得ない組み合わせはないか、など)を一度見直して、見落としがあれば修正していきましょう。

手順編終わりに

ここまでできればほぼミキシングも形になっているかなと!
以上が私の基本的なミキシングの流れになります。モチーフやテーマ、進捗スピードによっては何度もこれをグルグルする時もあります。笑
手順を通して大切なことは、【目標】に向かってさえいれば必ず完成するということです。
目標と現状の差が【今の課題】です。課題を見つけたら調べたり考えたりして楽しみながら乗り越えていけばあっという間に完成できます。
整理して、楽しむ。これを徹底しましょう!
パーツ選定やテーマ形状については、過去に断片的に話して参考になったとの意見もいただいたことがあったので、こうして全体の流れをまとめる機会が来て良かったなとw

さて、ではここから先は上記の内容から一段掘り下げて、具体的なテクニックやマインドを記載したいと思います。
上記でも大体把握出来たかなと思うのですが、具体的な考え方や方法論にも興味あるよ、という方はこの先にお進みくださいませー!

▼テクニック編

では、テクニック編!個人的には秘伝のタレの部分です。笑
なるべく言語化できるだけやってみましたので、過去一言いたいこと言えたかなと思ってます。トワスフィ(サークル)でも「それよ!」となったので、ミキシングやる人が伝えたいこと結構言語化できたんではと思います。
テクニックと言っても難しいことは書いてません。ニッパーと接着剤があればすぐできるようなことばかりです!ミキシングの脱初心者を目指しましょう!
もしも興味あれば、ご購入いただけますと幸いです!

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