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子どものクラブ活動は親のクラブ活動と言ってもよいのでは?その目線で体験・見学することをオススメします。

私には2023年現在、中学1年生、小学3年生、年長保育園児3人兄弟がいます。

中学1年生の息子が6年生だったときのクラブ活動の保護者体験をお伝えしたいと思います。
これからお子さんがスポーツを始めたりする方の参考になれば幸いです。


少子化の流れから同じ年のクラブに入る子は4人だけだけでした。
昔は人数も多く強豪チームで歴史のあるクラブチームでしたが、長男の年は1人でも休むと試合が難しくなるような弱小チームでした。

そんなチームに、長男は小学2年生の冬に加入。理由は、下記の通りです。

  • 家から練習場所が近い(子供1人で行き帰りできる)

  • 夫が子供の頃入っていたチームと全く同じ。
    先生も、夫の恩師。

でも、後々からもっとちゃんと見学時にいろいろ確認してよく見ておくべきだったと後悔しました。言い訳にしかなりませんが、その時は三男が1歳で手のかかる時期で親の送り迎えが必要な遠くのチームだとそれをできる自信がなく、そのチームしか頭にありませんでした。

もっとよく見ておくべきだったと感じた点は下記の通りです。

  1. 子どもがスポーツする目的・目標

  2. 先生の指導方針

  3. 保護者の仕事の多さ

1、子供がスポーツする目的・目標

長男が2年生の頃、学校でいじめに遭っていました。
幸い良い担任の先生だったので、放置されることもなく、見守っていただけましたが、学校だけでない場所が長男にあるといいと思ったのと、長男が「強くなりたい」と言ったのがきっかけでした。
なので、身体的にも、精神的にも強くなれるようなスポーツなのと団体スポーツでコミュニケーション能力も高められるのではという思いとそのスポーツを始めることに決めました。
夫がしていたスポーツでもあり。親子の交流としてもいいのではと思いました。

2、指導者の指導方針

「1、子供がスポーツする目的・目標」にも関わってきますが、将来、そのスポーツを続けて活躍する選手になりたいと思っているのか、チームワークや基礎体力をつけてほしいと思っているのか、親や子供がどんなことを目的としてそのスポーツを始めようと考えたのか、そのスタート地点と指導者の方針が合っているのか、それを見極めるのが大事だと思います。

そのチームの先生の指導方針は、公式戦で勝ちに行くことを目的にしたものでした。スポーツをやるからには、勝ちに行こうとするのは当然のことだと思います。
ただ、小学生の時から、勝つことにこだわるということはどういうことにつながるのかよく考える必要があったなと今では思います。

何か違うなぁと思いながら、もやもや。
私は子供にチームワークや基礎体力をつけたいと言う考えでそのチームに入れたので、そもそも指導者が勝つことにこだわってすることが全て間違っているように感じていました。
例えば、レギュラーの子たちだけが指導を受けて、ジュニアの子たちは、指導者の目の届かない所で練習をしている事。(大人の目の届かない場所ではイジメやさぼりが横行)
例えば、体格の良い子は決まったポジションに着かされそれ以外の練習がなかなかできないこと。(小学生の頃だけ背が伸びて後は伸び悩んで普通の身長と言う事はよくある話で、その後同じスポーツを続けていく中でポジション変わりはよくあることだと思ったので、小学生の間はいろんなポジションをするのがいいんじゃないかというのが私の所感です)


3、保護者の仕事の多さ

PTAを廃止する話は都会の方で聞きますが、小学生のクラブチームの保護者の負担もPTAやそれ以上の負担があると思います。
息子のチームは、月会費は¥2000でチーム活動の維持費や大会参加費に使われ、指導者への報酬は入っていません。なので運営も保護者中心に行われました。
月会費が安いのはありがたいですが、その分労力をかける必要があります。

シーズン中にはほぼ毎週試合が行われ、大会会場への配車、試合会場での子ども達の管理、指導者のお世話、自チーム開催の大会の準備、などなど…私の場合、保護者会長になったものだから、夫妻で「職業保護者会長なの?」どいうくらい時間的に拘束される事が多くありました。
長男が6年生の時は毎週末次男、三男を義父母に預けてほったらかしになってしまいました。

今年3月に無事卒団し、今は中学で同じスポーツをしてます。
よくも悪くも色んな経験をして長男が成長したと感じます。
ただ、あんな経験させたくなかったと思うものもたくさんあります。

入部前に子どもにスポーツをさせる理由をもう一度思い出して、チーム選びをしていただけたらと思います。
また、今現在スポーツをしているお子さんをお持ちの保護者の方もお子さんがたとえ活躍してなくても目的を思い出したり、最初のお子さんと比べてどうなのかをみて応援していただければいいなと思います。

子どものスポーツで狂う親御さんをたくさん目の当たりにしました。そんな空気感で私も狂った1人だったと冷静になった今思います。
保護者会長を通じてズッポリ子どもスポーツ沼にどハマりして、もがき苦しんだ経験をして、子どものスポーツがどうか楽しい環境でありますようにと心から願います。



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