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フリーランス保護新法を徹底解説!訪問鍼灸マッサージ業務委託で知っておきたい5つのポイント

2024年11月に施行された「フリーランス保護新法」。

この法律が訪問鍼灸マッサージ業界にも影響を与えることをご存知ですか?

業務委託契約で働く施術者や事業所にとって、重要なポイントがたくさんあります。


今回は、業務委託契約を円滑に進めるために知っておきたい5つのポイントをご紹介します。



フリーランス保護新法とは?

この法律は、フリーランスとして働く人々を不当な取引条件やトラブルから守るために施行されました。
訪問鍼灸マッサージのような業務委託形式で働く場合、従業員と違って社会保険や労働基準法の対象外となることが多いため、フリーランス特有のリスクがあります。

例えば、以下のような問題が起こり得ます:

成果物の受領拒否
不当な報酬減額
支払い遅延
無理な契約解除

これらを防ぐために、法律が適用されるのです。


訪問鍼灸マッサージで注意すべき5つのポイント


1.取引条件の明示義務
契約内容を口約束ではなく、必ず書面化する必要があります。

業務内容(例:訪問先、施術内容)
報酬額(例:施術1件〇円、交通費〇円)
支払い条件(例:月末締め翌月末払い)


これを明確にしないと、「聞いていない」「そんな約束はしていない」といったトラブルにつながります。



2.報酬支払い期日
施術報酬は、成果物の受領日から60日以内に支払う必要があります。

訪問鍼灸マッサージでは、月末締めで翌月末までに支払いを行うのが一般的ですが、これを守らないと法律違反になります。


3.禁止行為の回避
以下の行為は法律で明確に禁止されています:
成果物の受領拒否(施術が適切に行われたにも関わらず、報酬を支払わない)
不当な報酬減額(施術時間が短いという理由だけで勝手に減額する)
無理な返品要求(施術結果に満足できないとして施術料を返金させる)
買いたたき(不当に低い報酬を強要する)

これらはフリーランスの信頼を損なう行為であり、禁止されています。


4.契約解除時の対応
6ヶ月以上の契約を解除する場合、30日前に書面で予告する必要があります。
突然の契約解除は、施術者にとって生活を脅かす深刻な問題です。相手方に準備期間を与えることが求められています。



5.就業環境の配慮
育児や介護を抱える施術者に対する配慮やハラスメント防止策が求められます。
訪問時間の調整(子育てや介護のスケジュールに合わせる)
突発的な状況への柔軟な対応(代替施術者の手配など)
ハラスメント相談窓口の設置
これにより、施術者が安心して働ける環境を整備できます。



トラブルを防ぐための具体例


訪問鍼灸マッサージでは、以下のようなトラブルが起こりがちです:


患者が「思ったほど良くならなかった」とクレームを入れ、事業所が報酬を支払わない

報酬の支払いが3ヶ月以上遅延する

契約解除を翌日通知で行い、施術者が困窮する


これらを防ぐためには、契約書を適切に作成し、業務内容や報酬条件を明示することが重要です。



視聴者限定プレゼントのお知らせ

今回、この内容をさらに詳しく解説したYouTube動画を公開しました!

動画では、訪問鍼灸マッサージの業務委託に特化した注意点をわかりやすく解説しています。


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具体的な契約書テンプレートが含まれているので、実務にすぐ活用できます。



動画リンクはこちら:

フリーランス保護新法を徹底解説!訪問鍼灸マッサージ業務委託の注意点と契約のコツ


まとめ

フリーランス保護新法は、訪問鍼灸マッサージ業界にも大きな影響を与えています。

この法律を正しく理解し、トラブルを未然に防ぐことで、施術者も事業所も信頼関係を築けるはずです。

ぜひ、今回の動画とプレゼント資料を参考に、業務委託契約をより良いものにしてください。



この記事が少しでもお役に立てば幸いです。


これからも、訪問鍼灸マッサージ業界に役立つ情報をお届けします!






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