患者さんが離れる本当の理由とは?リピート率を高める信頼関係の秘訣
訪問鍼灸やマッサージを提供していると、どんなに丁寧に対応していても、患者さんが離れてしまうことがあります。誰しも、心当たりがあるのではないでしょうか。そこで今回は、なぜ患者さんが離れてしまうのか?
そして、どうすればそのリピート率を上げられるのか?についてお伝えします。
まず、患者さんが施術を中止する「避けられない理由」を押さえておきましょう。
患者さんのご逝去:高齢者を主に担当していると、どうしても避けられない現実です。
長期入院:手術や病状悪化で長期入院され、そのまま施術を続けられなくなるケース。
引越し:介護施設やご家族の近くに転居され、訪問ができなくなるパターン。
こういった理由での中止は、私たち施術者にはコントロールできない領域です。しかし、これ以外の理由で離れてしまう場合、リピートや紹介につながるための信頼関係が十分に築けていない可能性があります。
信頼関係の築き方でリピート率は変わる!
患者さんが「またお願いしたい」と思うかどうかは、施術の内容だけではなく、信頼と安心感が大きな要因です。単に技術を提供するだけでは、患者さんの心をつかむことは難しいかもしれません。
私たちは、患者さんの不安や悩みを理解し、共感を示すことで、「この人なら信頼できる」と感じてもらうことが大切です。
具体的な信頼関係の築き方
患者さんとのコミュニケーション:施術後に体調や不安な点を確認し、きちんと共感する。患者さんは、自分の話を聞いてもらえると「理解されている」と感じ、信頼が深まります。
ケアマネさんとの連携:定期的にケアマネさんと患者さんの状況を共有することで、ケアマネさんからも信頼され、紹介につながりやすくなります。
特別感の提供:「特別なケアをしてもらっている」と感じられる小さな気遣いが、患者さんの満足度を大きく高めます。施術の際に、その人だけのためのアドバイスやケアをすることで、他にはない特別感を感じてもらえます。
日々の施術でこうした取り組みを意識することで、患者さんの満足度が上がり、リピートや紹介につながりやすくなります。
技術力も大事ですが、それ以上に心でつながる信頼関係が患者さんのリピートに直結するのです。
施術者としての技術力だけではなく、患者さんの心に寄り添う姿勢を持ち続けることで、訪問鍼灸・マッサージの仕事がさらに充実したものになるはずです。ぜひ、日々の現場で試してみてください。