見出し画像

「刺したい!刺したい!刺したい!」鍼灸師


こんにちは、黒羽です。


鍼灸師になりたての頃って、 「とにかく刺したい!」 って思いますよね?
これはもう、 鍼灸師の宿命 みたいなものです。


専門学校で 東洋医学や経絡治療 を学び、
「ツボに鍼を打てば、自然治癒力を引き出せる!」
そんな希望と情熱を持って資格を取得したばかりの先生なら、

「刺したい!刺したい!刺したい!」とウズウズする気持ちも、痛いほどわかります。



でも、 訪問鍼灸の現場では、その気持ちだけでは通用しない ことがあるんです。



特に、 高齢者に対する鍼治療は慎重に考えなければいけない ことが多い。
その理由を、これからお伝えします。



◆ 鍼を打つだけが、訪問鍼灸の仕事ではない


「このツボに鍼を刺せば、患者さんは元気になる!」
「強めの刺激を与えたほうが、効果が出る!」



こう思って施術を続けていると、 知らず知らずのうちにリスクを高めてしまう ことがあります。



特に、高齢者の場合…



・感覚が鈍くなっているため、痛みや違和感を伝えにくい

・強すぎる刺激が、かえって体調を悪化させることがある

・骨がもろくなっているため、圧のかけすぎで骨折リスクがある




このような特性があるため、 強い刺激=効果が高い という考え方は、
訪問施術では リスクになる ことを覚えておかなければなりません。



では、どうすればいいのか?



◆ 「刺す」よりも「ほぐす」「緩ませる」ことを意識する


高齢者に対する施術では、 いきなり鍼を打つのではなく、まずは手技で状態を見極める ことが重要です。

例えば…

・痛みのある部位や固くなった関節を、指圧や軽いマッサージでほぐす

・その後、ローラー鍼やてい鍼を使い、心地よい刺激を与える



このように、 「いきなり刺す」のではなく「整えてから施術する」 という流れを意識するだけで、
高齢者にとって 負担の少ない、効果的な施術 になります。



特に てい鍼を使った押圧手技 は、力を入れなくても適度な刺激を与えられるため、
力の弱い女性鍼灸師でも対応しやすい メリットがあります。



また、 「前揉ねん・後揉ねん」にあるような、優しいほぐしの動作 は、
高齢者にとって 安心感があり、リラックス効果も高い ため、非常に喜ばれます。



◆ 訪問施術では、「安全管理」も施術の一部



訪問施術では、 リスク管理の徹底 が求められます。

とくに 雇用している鍼灸師や業務委託スタッフがいる場合 は、より慎重な対応が必要です。



・施術前後の確認を徹底する

・刺激量を調整し、高齢者の負担を減らす

・訪問施術に適した「ほぐし」や「てい鍼」を活用する




これらを意識するだけで、 訪問施術の質は確実に向上 します。



「刺したい!」という情熱は、 鍼灸師にとって大事なもの です。


でも、その前に 「本当に患者さんにとってベストな施術か?」 を一度考えてみることが、
訪問施術の現場では もっと大事 なのかもしれませんね。




訪問鍼灸は 「時間をかけて整える施術」 が求められます。


目の前の患者さんにとって 本当に必要な施術 を選び、


安全で、より良い施術を提供していきましょう。


📢 訪問鍼灸マッサージ成功の秘訣を無料で学べる!

有料級の情報を【毎日無料】で配信中✨

✅ 新規患者の増やし方
✅ 医師やケアマネとの信頼構築
✅ 資金管理と黒字経営の秘訣
✅ 差別化できる施術ノウハウ
✅ 保険適用での注意点

登録は、プロフィール欄のリンクから‼️


#訪問鍼灸 #鍼灸師 #鍼灸師あるある #東洋医学 #経絡治療 #高齢者ケア #てい鍼 #マッサージ #自然治癒力 #安全第一 #リスク管理 #鍼灸の力 #刺さない鍼 #整える施術 #患者ファースト

いいなと思ったら応援しよう!