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多職種共働で在宅・社会復帰を支援/回復期リハビリテーション病棟の師長として、副看護部長としていま思うこと。

クローバーホスピタル 回復期リハビリテーション病棟の師長を務める古川副看護部長に、在宅療養支援病院の回復期リハビリテーション病棟が担う役割と管理者として目指すべき組織について伺いました。看護師としてのセカンドキャリアをお考えの方、回復期医療に興味をお持ちの方に読んでいただきたい内容となっています。ぜひご覧ください!




回復期リハビリテーション病棟の役割とは


当院3階にある回復期リハビリテーション病棟は主に脳血管障害や大腿骨骨折などの治療を受けて、病状が安定し、在宅復帰や社会復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に行うための病棟です。

疾患により入院期間は90日から150日(高次脳機能障害を伴う場合は180日)と入院期間が定められており、疾患や状態によって異なりますが、1日も早い退院を目指しています。


看護師を中心とした多職種共働


リハビリスタッフ、栄養士、医療ソーシャルワーカーなど多職種協働が最も重要です。そのつなぎ役となる看護師は24名、看護師と共にケアに当たる介護士は10名、それらを補完するクラークが1名、看護助手が1名の総勢36名が在籍しています。

私は2022年4月から3階師長を兼務していますが、3階スタッフは多職種の話を柔軟に聞くことができる穏やかで優しい、控えめな人柄の方が多いと感じます。



患者・家族の意向に寄り添ったケアを実践


認知症の患者も多く、日々変化するADLの情報共有をしながら、安全にケアを提供することは難しいことですが、スタッフは患者に優しく接し、患者家族の意向も丁寧に聞き取ることで、患者のADL状況も踏まえ、患者と患者の家族の意向に添った退院後の生活が実現できるよう日々取り組んでいます。

中には重症で思うように回復を望めない方も一定数おりますが、そのような方々にも寄り添い、家族の受容を支援することが大切と考え、ケア実践しています。



成長を促す環境づくりに注力


ロジャー・E・アレンは「マネージャーは、人を変えることはできないが、部下についてよく知ること、話をすること、観察することを通して、部下たちの長所や短所(強みや弱み)を把握し、彼らが成長しようとする気を起こすような環境を整えることが、すなわち人材育成である」と述べています。

管理者としてとても大切なことだと感じます。3階病棟だけでなく、看護部全体が成長しようとする気を起こすような環境を整えていきたいと思っています。




クローバーホスピタルでは共に働く看護師を募集しています。
是非一度、見学にお越しください。



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