言葉を選ぶ
私は、言葉を使うということはたいへん難しいことだと思っています。また、私たちの仕事は、言葉の選び方が大きなかなめになることがあります。
言葉は、相手に物事やココロを伝える大切な手段です。相手に伝わって初めてその役割を果たします。だから言葉は選ばなくてはいけません。
私が若いころに流行した言葉で、嫌な言葉がありました。 そのころ、福祉関係の学校から実習に来る学生もその言葉を使っていました。
たとえば、自分の言葉に(相手が)振り向いてくれないとき、こんなふうに言っていました。
「ちぇ、こいつ、聞いちゃいねぇ」
私はその言葉が大嫌いでした。だからその時に、私は学生に言いました。
「相手に何かを伝えたかったら、伝えたいという思いをだいじにして、自分で努力しないと伝わらないよ。」
口から言葉を吐き出しているだけでは誰も振り向いてはくれません。相手に自分の思いが伝わらないのは相手のせいじゃありません。自分の努力が足りないからです。
私たちは、伝えるためには努力や工夫をしなければいけません。
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