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逃げていたことに向き合う
今日のお話は、少し毒っぽいかもしれないです。
そして、「そんなの当たり前」かもしれません。
でも、長い間私は勘違いしてきたので、書き記しておきます。
和楽器の世界
私は和楽器を教える先生の家に生まれて、2歳からお箏に関わってきました。
でも、私は祖父母や母のように先生になろうとはせず、正面から向き合うことをずっと避けてきました。
私が見てきたお箏の世界が、好きではなかったから。
私はお箏をやるにはとても恵まれた環境にいましたが、「先生の家」だからこそ聞こえてくる嫌な話もたくさんありました。
・他の流派へのリスペクトが無く、他流派への批判的な話が聞こえてきたり、他流派から言われた批判的な話の愚痴が聞こえてくる
・違う流派や先生に移ると(ずっと)文句を言われ続ける
・免状制度が本当に実力を反映しているか怪しい(先生のお気に入り度やお金の有無によって変わる)けれど、免状の有無でマウントを取る人がいる
・一緒にやっている仲間との実力差や温度差による揉め事
・免状を取得して先生と呼ばれることで、とたんに支配的になる人がいる
そういう話を子供の頃から聞かされていたのですっかり嫌になってしまい、苦労してきた祖母や母には申し訳ないけど、私は和楽器の世界には行きたくないと思っていました。
でも、もちろん嫌な話ばかりではありませんでした。
いろんな方に可愛がっていただいたし、お稽古や演奏会は楽しかったし、素敵なエピソードもたくさんありました。
なので、細々とではあるけれど、今まで続けてきました。
子供の頃の私は、その楽しさと時折聞こえてくる悪口のギャップにとても混乱していたのだと思います。
そして、軽い人間不信になっていたかもしれません。
人に心を開かず、自分を出そうとしませんでした。
流派の中の世界しか知らなかったので、それが和楽器の世界そのもののように見えていたけれど、それは誤解だったとずいぶん経ってから知ることになりました。そうでない和楽器の世界もあることを知ったので。
流派についても、まだまだ私の知らないところが多くあるので誤解している点があるかもしれません。
そして、前述の嫌な話は伝統芸能にありがちな話かもしれないけど、それ以外の場所でも普通に起こることだと知りました。
オンラインゲームを通じて知ったこと
私はここ数年でスプラトゥーンというゲームにどハマりし、グループに入ったり大会運営に参加したりしてきました。
そこで様々な人間関係を垣間見てきたけれど、特に大会運営をしていると「嫌な話」も時々聞こえてきます。
実は、そこで起きているトラブルは伝統芸能の世界で起きることとそんなに変わらないことを感じました。
・XPでマウントを取る
・他人へのリスペクトが無く文句ばかり言う
・チーム内の実力差や温度差で揉め事が起きる
どの世界でも同じですが、トラブルを起こしてしまう側の人は、
・ストレス過多により、趣味の世界で他人を攻撃することで発散している
・承認欲求を満たせていないので趣味の場に極度に依存している
といったところなのかもしれません。
そうなってしまった事情もきっとその方にはあるのだと思うので、安易に何か言うことはできないなと感じています。難しい。
ただ、もしトラブルが原因でその界隈を離れた場合でも、自分の在り方や見えている現象への捉え方を見直さないと、別の場所に行っても似たようなことに遭遇することになると思います。
これからやりたいこと
お箏については今は流派と離れたところで活動していて、子供の頃に聞いた嫌な世界とはほぼ無縁のところにいます。(まあ、親が流派寄りのところにいるので単純にはいかないところもありますが(ぼそり))
スプラトゥーン3の私の実力はXP2000行かないくらいですが、箏もXPで例えると、たぶん2000くらいです。2歳からやってるのにw
でも、実力がなくても、スプラでは微力ながらも自分ができることがあったので(大会運営など)、お箏の世界でもそのうち何かできないかな、と考えています。
なので、お箏の世界ともう少し距離を縮めてみることにします。
これはどんな場所でも同じだけど、
・頑張っている人がちゃんと報われるようにしたい
・初中級者が引け目を感じることなく楽しめる場所を作りたい
というのが自分のやりたいことの基本。
具体的な内容は活動しているうちに思いつくと思うので未来の私に期待(?)して、まずはお箏のXP上げ(練習)を頑張ってみようと思います。