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「今」と「未来」(不登校の話)
うちの子は中学1年生。
起立性調節障害のため、学校には通えておらず学校のオンライン授業を受けている。
昨年末の中学校の保護者面談で、担任の先生から初めて出席日数の話があった。
「2年生になってもこのままでは、出席日数が足りなくなる」
高校受験を考えた時に内申点に影響が出るということだった(うちの県は中2、中3の出席日数が加味される)。
もし、大多数の中学生が選ぶ公立の全日制を希望するならこのままでは難しい、ということだ。
小学校の頃はオンライン授業に出ていたら出席扱いだったが、今の中学校ではそうではないことをそこで初めて知ることになる。
「夕方からでも来れるようだったら来てくれれば出席になりますよ」と配慮してくださるが、それができるならやっているわけで、それすら難しいのだ…。
学校側でできることを最大限配慮してもらっても、「普通の中学生」枠に入るのは今のうちの子には難しいということ。
適応指導教室という選択肢も教えてもらったが、夕方には終わるので、夕方からようやく調子が戻る起立性調節障害の子には時間的に厳しい。
そこでオンラインフリースクールを検討することにした。
フリースクールでの出席日数を在籍校の出席扱いとできる場合があるからだ。
ただ、うちの学校では前例が無いようなので、まずは交渉から始めなければならないようだが…。
1月に入って、新学期だからか気候のせいなのか、子供の調子があまり良くない。
しばらく様子を見ていたが、なかなか調子が戻らないので、当面学校のオンライン授業を欠席することにした。
どうも心のエネルギー不足のようで、回復までしばらくかかるかもしれない。
オンラインフリースクールの件も検討は続けているが、体調がもう少し落ち着いてから決めることにしたい。
そもそも出席扱いにしたいのは高校受験のためなのだけど、本当に受験のために出席日数を確保しておく必要があるのか…と思い始めた。
定時制高校やオンラインで通える高校など、出席日数をあまり気にしなくて良い選択肢だってある。
ただ、もし体調が良くなってまわりの子と同じように全日制の高校に行きたいと考えたとしたら、選択肢を残しておけたらとも思う。
「今」と「未来」のどちらを優先するのか?
…やっぱり、「今」だよなあ。
「今」の調子が良くなくて苦しいんだから、そこを変えていくことが最優先だ。
2年生からオンラインフリースクールに入れるよう段取りしたいと考えていたけど、それにとらわれず、無理はさせないようにしよう。
フリースクールに入ることで新たな居場所ができて調子が良くなる可能性もあるから、遅らせるのが良いとも限らないけど、どちらにしても本人の状況をよく見て決めたい。