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『それは令和のことでした、』歌野 晶午



「彼の名は」
「有情無情」
「わたしが告発する!」
「君は認知障害で」
「死にゆく母にできること」
「無実が二人を分かつまで」
「彼女の煙が晴れるとき」
「花火大会」
8話収録。

それぞれの作品に令和の時代の生き辛さや多様性が反映されている。

一話から強烈。
独自の価値観で突っ走る母親を持ったばかりに起きた悲劇。
これは笑えない。

二話も悲劇だが、善意で取った行動が誤解を生み、まさかの顛末を迎える。
同情を禁じ得ない。

四話のオチにホッとしたのも束の間、その後も不穏でゾクゾクが止まらない。

どこへ転がるか想像出来ない意外性に満ちた一冊。




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sayuri
拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)

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