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キャリアチェンジ犬と暮らす毎日#0

キャリアチェンジ犬のグレイスをお迎えして今日で42日目。

前回までは、グレイスをお迎えするまでのことを記してきました。
ここからは、グレイスを我が家にお迎えしてからの毎日について書いていきます。

2024年7月13日~7月20日までの1週間は・・・

2024年7月13日。
北海道盲導犬協会でグレイスと初対面。
その日からトライアルをスタート。
グレイス、函館の我が家へ。

トライアル中のグレイスの様子

ヨガマットの上が好き💗

ここから1週間のトライアルがスタート。
家で過ごしてみての第一印象は、1歳6ヶ月の子にしてはおとなしい。

「ここがグレイスの場所だよ」と伝えると、ちゃんとマットの上で寝たり、ご飯を食べる時も座ってマテができる。

マテ、フセ、スワレは完璧ではないがほぼできる。

ハウス

ヨガマットの上でウトウト

ハウスに入るのはあまり好きではない様子。
協会では網状のケージを使っていた。
我が家は先代の子が使っていたバリケン。
その違いもあるのかもしれないが、ここは少しずつ慣れてもらおう。

確かに、初めて車のソフトクレートに入る時もためらっていた。

環境が急に変わり、知らない人がいて、戸惑いや不安な気持ちもあるのかもしれない。

ハウスには、一度入って扉を閉めるとおとなしく伏せしていることができる。
ここはとてもいい所。

先代らぶは、ハウスに入るのが大好きだったけど、扉を閉めると中でグルグル。
「いるなら早く出してよ~」と言わんばかりでした。

ハウスは必須。
安心していられる場所と認識できるようにトレーニングをしていこう。

トイレ

裏庭のドッグスペースはトイレとしても使用

我が家のトイレは自宅裏にあるドッグスペース。
2階が居住空間なので、階段を下りて玄関から出て裏庭へ行く。
結構移動距離があるので、慣れるまではグレイスの様子をよく見てトイレのタイミングに注意をしよう。

トライアル中のトイレの失敗は2回。
1回目は初めてトイレに行くときに、玄関フードの中でおしっこをしちゃいました。
この原因は、玄関フードの入り口に靴の汚れ落とし用の人工芝を小スペースですが敷いていたこと。

協会でもトイレスペースに人工芝を敷いていたようなので「ここでいいんだよね!」と思っちゃったんだよね、きっと。

お掃除しながら人工芝を撤去し、違う素材のものに変更。

2回目は私たちが夕食を食べている時。
玄関の方に行きたがっていたので「どうしたの?」と思った瞬間、リビングのタイルカーペットの上で・・・。

これも私たちが注意していれば防げた失敗。
一緒に2階から降りてきた時に、グレイスは玄関の方に行こうとしていたから。
この時に声掛けをすればよかった・・・。
反省・・・。

約1年ぶりのわんことの生活。
私の反省点も多い。
グレイスとまだ意思疎通ができていないのも原因だけど、こればかりは徐々に築いていくしかない。

わんこを以前飼ったことがあったとしても、その子と同じ対応をしても上手くいかないこともあるし、色々と試してみないとこの子にあう対応方法はわからない。
だからそれを見つけるために色々とやってみるしかない!

興奮スイッチが入る

お友達になったキャタをガブリっ

ちょっとしたことで興奮しやすく、興奮すると甘噛みすることも。
興奮は環境に慣れて来たり、意思疎通ができるようになれば、興奮スイッチをオフにしやすくなると思う。

まずは「甘噛み=やってはいけないこと」を教えていく必要がある。
甘噛みなので、じゃれてやんわり噛むことがほとんどだけど、時々「それ嫌!」という時も甘噛みをすることがあるので、やはりここは直していこう。

お散歩

グレイスさん、お耳が立ってますよ!

お散歩は好きみたいだけど、帰ってくるとぐっすり寝ちゃうくらいグングン頑張って歩く。
グレイスの様子を見ながら距離は調整しているけど、しっぽをブンブン振って早歩きに近いスピードで歩いている。
やはり緊張もあるせいか、戻ってきたら余計疲れが出るのかもしれない。

そして、人やわんこに会うと大興奮!
向かっていこうとするグレイスを引き止めるのに必死になる私。
お口もパクパクしてるから、相手のわんこもひいちゃってる・・・。

ハーネスで散歩に行ってみましたが、ハーネスを抑えても全力で前に進もうとする。
そのせいで肉球が少し擦りむけてしまった。

もう少し落ち着いてご挨拶にいかないと、明らかに相手が引いているのでケンカにならないように注意が必要。

とにかくお互いに怪我がないように、落ち着いてご挨拶できるようになるまで、興奮している様子が見られる時には積極的なわんことの接触を控えるようにした方がいいと判断しました。

道路でちょっと離れてすれ違う時に、興奮しない、吠えない、向かっていかない、ができるようになるよう、何度もトレーニングしよう。

苦手と聞いていること

お耳の近くからマッサージ開始

お耳掃除はあまり好きではないと聞いていたが、お耳を触っても嫌がるそぶりは今の所なし。
この時期は、垂れ耳さんたちのお耳は蒸れてかゆくなりやすいので、汚れがひどくなる前にお耳掃除は必要。
触られるのを嫌がらないように、積極的にお耳のマッサージをちょこちょこすることに。

それは嫌!

頑固ちゃんな一面も

トイレに行って玄関から階段を上がろうとすると、「い・や・だ!」と言わんばかりに玄関で伏せ。

でも私にはワガママは通用しません!
これをやるたびに立ち上がらせて2階へ。
こんな頑固な一面を見せることも。

トライアル中に私が感じたこと

可愛いおめめのグレイス

ここまでが1週間のトライアル中のグレイスの様子と私が感じたことです。

これは、まだうちに来てからほんの1週間のグレイスの様子です。
まだまだ緊張もしていると思うし、私たちの様子をじっくりと観察しているはず。

それでも、ちゃんとお散歩をして、ご飯を食べて、トイレも失敗は少ない。
お膝の上に座って来たり、足の間で眠ったりすることも増えてきた。

グレイスは1歳6ヶ月だけど、ちゃんとできることが本当に多いと思う。

この1週間は、積極的に声を出して話しかけ、マッサージ(ナデナデ)をし、名前も呼びかけて「一緒にいるよ!」と一生懸命に伝えました。

最初はリラックスしているように見えても、絶対にお腹を出す(ヘソ天する)ことはなかったグレイスが、うちに来て3日目にようやくお腹を出してナデナデさせてくれました!

初めてお腹を出してくれたね

「やっぱり、緊張してたよね」「不安だったよね」そう優しく声掛けしながら、お腹をナデナデ。
グレイスが少し"心を開いてくれた瞬間"だったように私は感じました。

そしてあっという間にトライアルの1週間が経ち、家族で話した結果、グレイスを我が家の家族として正式にお迎えすることに決めました。

グレイスには改善していくべきことはある。
今思えば、パピーの頃から育てていた らぶにも色々な課題はありました。

それを諦めずに取り組んでいく努力を私たちができるか、甘やかすのではなく、グレイスが安全に楽しく暮らしていくためにも、ダメなものはダメと諦めずに伝え続けることができるか、その覚悟はあるか、が重要だと私は思います。

これから一緒に努力し続ければ改善していけると思うし、グレイスはその努力を惜しまないと思わせてくれる子だと私は感じました。
そう思えたから、正式にお迎えすることに決めたのです。

これからは、
学ぶことはしっかり学び、楽しむことはいっぱい楽しむ!
今日できなくても、諦めなければ明日できるかもしれない。
なんだかワクワクしてきました!

~~~~~~~

2024年7月19日。
北海道盲導犬協会に譲渡依頼の連絡をしました。
これから書面での契約を交わして、グレイスは我が家の大切な家族の一員となります。

ここまでがトライアルから譲渡を決めるまでのグレイスの毎日の様子です。

キャリアチェンジ犬のグレイスとの生活は、これからが本格的なスタートになります。
我が家の一員になったグレイスとの毎日が始まるのです♪
どんな毎日が待っているのかな?

今回は正式譲渡前のお話しですが、一緒の生活がスタートしていたので#0としました。

私はグレイスがうちに来てから、Instagramでグレイスの様子を発信してきました。
その発信を見ていてくれたInstagramでつながっているドッグマッサージの仲間が、グレイスのお父さん犬、お母さん犬の飼い主さんと繋いでくれました!
とっても嬉しく素敵なご縁です♪

そしてグレイスを通じてまた新たな繋がりが・・・!
私にとってもグレイスにとっても、嬉しくて心強くつながりが出来たのです!

そのお話は、また次回にお話ししたいと思います。

次回は、このあとの1週間の様子を記します。
それでは次回をお楽しみに♪


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