#24 『ゼンブ・オブ・トーキョー』感想
自分の修学旅行は沖縄だったのですが、もう断片的にしか覚えていません。
でも楽しかったことだけは覚えていて、それでいいんだろうなとも思います。
どうも、おっちーです。
今回は、日向坂四期生初の映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』の感想を書こうと思います。
(以下、本編・副音声のネタバレを含みます。ご注意ください。)
あらすじ
まずは、簡単なあらすじ紹介から。
物語のテーマは「修学旅行」。
主人公・池園優里香は東京の観光地をゼンブ巡る完璧なスケジュールを立てていた。
しかし、同じ班のメンバーは隙を見て単独行動に…。
5つのドラマが絡み合い「青春」の形で融合する、ジェットコースター青春物語!
本編感想
ここからは、各グループごとに分けて感想を書いていきます。
池園班(池園優里香ソロ)
「東京のゼンブを味わい尽くしたい!」
班長池園の発案で完璧(?)なスケジュールを組んだものの、それぞれの理由で班員にちぎられて一人で回ることに。
終始不憫な池園でも、カメラ片手になんとか計画を達成しようとする姿が健気でした。
副音声では残りのメンバー全員が1人にしてしまったことを謝っていて、台本といえど罪悪感を覚えるくらいの不憫さが面白かったです笑
これだけ不憫なのに、全員合流後に話を聞きたがったりしたのは、正源司だからこそ表現できる明るさなのかなと感じました。
卒業式のシーンで、桐井智紗から譲り受けたヘッドホンをつけていたのも絆を感じて良かったです。
ぽぽまるず(説田詩央里・角村若菜・梁鳥茜・門林萌絵)
ぽぽまるの限定Tシャツゲットのために、上野・池袋・原宿・新宿に分かれた4人。
ビデオ通話を繋ぎながら争奪戦に臨む姿は、今時JKらしさを感じました。
元々のキャラクターに合わせた役柄が多い中で、説田を演じた石塚の演技がすごく良かったです。
いい意味で石塚本人を感じさせず、説田として物語に入っていて上手いなと感じました。
逆に宮地は副音声でも役のままで話しているように感じ、一番本人と変わらない役柄だったなと感じました笑
守谷追っかけ組(羽川恵・辻坂美緒)
2人の言い合いはとても見応えがありました。
藤嶌は感情表現が豊かで演技のポテンシャルの高さを感じ、竹内は普段のほんわかした雰囲気とは真逆の迫力ある演技が素晴らしかったです。
撮影期間は現場以外でも喧嘩のくだりが起きることがあったと副音声で明かしていたり、熊切監督は「目に見えて上達していた」「大女優の雰囲気を纏っていた」と竹内を評していたりと、今後の演技仕事が楽しみになる2人でした。
カフェ組(桝谷・花園・満武)
ここの3人はこれまでのグループとは一味違う、コメディ要素の強い組になりました笑
桝谷は高校デビューのメッキがすぐ剥がれたり、そんな桝谷に花園は盲信していたりと、コミカルな感じが良いスパイスになっていて面白かったです笑
満武を演じた平岡は、他のメンバーとは違う雰囲気を監督が感じ取り、1人だけ別の高校という難しい役どころとなりました。
しかし、桝谷を心配する姿やクレーンゲームに集中する姿は平岡本人と近いものを感じ、上手く演技に落とし込めているなと感じました。
(クレーンゲームに挑む横顔はとても綺麗でしたね。)
オーディション組(桐井智紗)
物語のキーとなる桐井を演じた渡辺莉奈。
ショートカットにしたことで、“これから新しい世界へ踏み込む”雰囲気が良く出ていました。監督の采配がお見事です。
タクシーの中でアイドルへの想いを語る姿は、渡辺本人と重なってジーンと来ました。
青春に当てられた運転手がタバコを捨てるシーンはグッと来ましたね。
(アクスタの桐井ちゃんはもう少し大きく見たかったです笑)
副音声について
今回は熊切監督と四期生による副音声があったので、2回目は副音声付きで観ました。
熊切監督のこだわりポイントが知れたり、メンバーの撮影裏話が聞けたり、自分が出ていないシーンの感想を話したりと、一緒に観ている感覚を味わえて面白い体験でした。
「かけがえのない時間を切り取ることができて良かった。」という監督の言葉もあって、短期間ながら撮影期間はとても濃い時間だったのだろうなと感じました。
主題歌について
主題歌の「急行券とリズム」は、Conton Candyさんがこの映画のために書き下ろした一曲。
世代が近いからこそ表現できるものがあって、映画を通じて改めて好きになりました。
「君と見たいしたいがたくさんあるの」
「そこで待ってて」
映画を観た後は、さらに歌詞の意味を感じましたね。
まとめ
ということで、映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』の感想を書いてきました。
総じてとても面白く、あっという間の時間でした!
雑誌の取材で、「自分の代はコロナ禍で修学旅行に行けなかった」と一部のメンバーが話していて、この映画の持つ意味を改めて考えさせられました。
メンバーには、“日向坂という青春”を大切に過ごしてほしいな。
5年後、10年後に四期生が新たな道へ進む時、きっと見返したくなる作品だなと感じました。
青春の一コマとして、これからもずっと胸に残っていくと思います!
では、また。