夢見る 夢子さん。
その人は、
わたしより 少しと少しの半分くらい年上。
穏やかで、物腰もやわらかく、
それでいて、見るとこを見ててくれ、
さらりと励ましの言葉をくれた。
夢子さん。
ときどき、どうしてるかなぁ と思う。
当時、夢子さんは事務を担当していた。
あまり口には ださないが、
仲間と楽しむお喋りのなかで、
美術にくわしい様子が垣間見られた。
夢子さん、
と (心の中で)呼ぶようになったのは、
ご本人が、
「わたしは 夢見る夢子 だから」
と 言ったのが きっかけだ。
たぶん、わたしが、
夢子さんの心配りに感激して、
「どうしたら そんなふうに なれるのでしょうか」
と 尋ねたときだったと思う。
「夢見る夢子だから…。」
そのひと言が、
威張るのでもなく、へりくだるのでもなく、
ごく自然に放たれた。
夢見るのが好きだから、夢見ているのです。
そう聞こえた。
素敵だなぁ。と ぼんやり思った。
当時は、ぼんやり だったけど、
その後、幾度となく思い出す。
そして、
近ごろ、こんなふうに思う。
夢見る 夢子さん でいることは、
自分自身を愛し、
だからこそ
ほかの人の生きかたを敬い、
寄り添う優しさと強さをもつこと 。
わたしは、
夢見る 夢子さん になれただろうか。
#夢見る夢子さん
#respect yourself
#for others
#エッセイ 、のようなもの
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
できれば、写真や絵、
音や映像の力は借りず、
筆一本(つまりは、左の親指)で綴りたい。
#cloudy009
☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆
✴︎ clouds and…! に
お立ち寄りいただき、
ありがとうございます。
連休のなか日、
心穏やかに、
よい一日となりますように🍁。
いいなと思ったら応援しよう!
ありがとう🤎ございます。お気持ち、大切にします。これからも、ぜひ、お立ち寄りください。