エプロン好き。
どういうわけか、好き。
エプロン。
手仕事をするときの
パートナーとなっている。
手仕事、といっても
工芸品や芸術作品をうみだすのではなく、
ごく日常の暮らしのなかの作業。
ご飯の支度に、庭仕事。
掃除のときは、エプロンはしない。
たぶん、わたしにとって、
掃除は、創造的な作業ではないからだろう。
今あるエプロンは、8枚。
本紫、ラベンダー色、青、生成り、黒茶。
無地、ストライプ、ステッチつき。
麻、綿、デニム。
色柄、形、素材はさまざまで、
季節や気候、その日の気分で
今日の一枚を選ぶ。
これまで、ずいぶん活躍して、
出ていったエプロンもあれば、
出番を待っている新入りもいる。
どれもこれも、親しい存在。
日々の営みのなかで、
ひっそり煌めくところに真髄がある。
エプロンは、水先案内人みたいだと、よく思う。
作業を段どりよく進めるためにいてくれる。
途中、迷子にならないよう見守ってくれる。
両側にのびた ひもをきゅっと結ぶ瞬間、
活動開始!の声が聞こえる。
弾みがついて、心が浮きたつ。
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