ドリトル先生、わたしを救う
信じるべき相手が そばにいて 成立する世界
の 健やかさ、素直さ。
"ドリトル先生、ガラパゴスを救う"、
(朝日新聞の朝刊で連載している)
が 好きです。
読み始めて すぐ、
こどものころに読んだ
ドリトル先生シリーズをなつかしく思い、
いい気分に浸っていました。
でも、ある日。
ちょっと待て、ドリトル先生の作者は、
英国のヒュー・ジョン・ロフティングさん
だったはず。この福岡伸一さんという人は
誰〜? 翻訳者じゃないの〜。
(生物学者であり、今回は作者です)
文章のもつ空気から、
ロフティングさんと思いこんで
読んでいました。(たぶん、
紹介記事を読んでるはずなのに)
にしても、大事にしてることが同じ。
環境は変わったとしても。
好きな理由は、
スタビンズくんが、ドリトル先生を
尊敬しているのは、もちろん、
ドリトル先生もスタビンズくんを敬い、
大切に思っていること。
ふたりの敬意は、
ほかの いきもの に対しても公平なこと。
みんな どこかで つながっていること。
福岡伸一さんは、
「人間の友だちがいない」
内気な昆虫少年だったそう。
図書館で偶然手にした
『ドリトル先生航海記』の
世界に吸い込まれた、と
言われている。
わたしは、とくべつ
動物好きでも、昆虫好きでも
なかったけれど、
だからこそ、
ドリトル先生の世界に引き込まれ、
新しい世界を見たように思う。
信じるべき相手が登場する本は、
(それが、人間でなくとも)
人を救う力をもっている。
無論、それはそれとして、
わざと外す手法もあるだろうけど。
…考えると、話が難しくなるので…、
ただひとつ、わかることを最後に。
ドリトル先生が救うのは、
ガラパゴスだけじゃない。
ドリトル先生に救われた少年が、
そ・の・の・ち書いた
ドリトル先生が、
今のわたしを救っている。
ありがとう。
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#理想の大人
#感想 、のようなもの
#エッセイ 、のようなもの
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できれば、写真や絵、
音や映像の力は借りず、
筆一本(つまりは、左の親指)で綴りたい。
#cloudy009
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