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創作っ子イメージ香水作ったレポ
【概要】
以前からDanceさんで「推し香水を作れる」ことは知っていたが誰で作ろうか決められず1年ほど経過。
3月末にTLへ流れてきたとある人の感想を見て作ろうと思い立ち、創作キャラでも作れることを確認。
最後の迷いとして、「双子キャラの片方だけで作るべきか、揃っていくべきか」があった。しかしこれは後輩(私が限界すぎて話を聞いてもらっていた結果、当該キャラを推してくれている)の出資で解決。まとめて注文することに。
1日かけてフォームに記入する文言を作成、4月10日頃に注文。公式サイトには3ヶ月ほどかかるとあったため7月中旬の到着を想定していたが、ちょうど4月上旬のオーダー数が少なかったらしく(公式Twitter情報)6/23、注文から2ヶ月と10日ほどで手元に届いた。
【フォームに書いたこと】
今後注文する人の参考になれば、と思うので書いておく。
「好きな色」は赤や青みたいな色そのものに加えてパステル、ダーク、ライト、ネオンみたいなのも書いておくとよりイメージに近くなると思う。
「好きな果物」はなんとなくでも決めておくと「そのキャラが使ってそう」感が出せると思う。届いたものを見た感じ、トップノートに反映されている気がした。
「服」は形や素材、価格帯を書いてもよさそう。ブランドとか分からんので書かなかった。
「音楽、映画」もジャンルさえ書いてればよし。「聴かない」「観ない」も個性なのでいいと思う。自分は「友人に連れられて流行りの映画を観に行く程度」とか書いた。
また、公式サイトでも説明はあるが1回で複数人分をまとめてオーダーする場合は注文番号の後ろに枝番号((注文番号)-1のような形にする)をつけ、それぞれオーダーフォームを送信するといい。今回は双子の兄を-1、弟を-2として送った。確認メールでは枝番号が表示されていないが怯える必要はなし。
【怪文書 書いたこと】
知らない人に読んでもらうものであるという理由でつい削ってしまったので短め。本当はあと1〜2行あるが、うちよそ相手のことが書いてあったので伏せた。
直接打ち込むよりも先にメモしておいてコピペでやったほうがいい。情報量は多いほどイメージに近づけてもらえそう。自分が参考にした人の文章はこれの3倍くらいあった。
「宗崎遙日」
自分の創作キャラクターのイメージです。名前を「宗崎遙日(そうざきはるひ)」といいます。身長が低く、髪型や顔立ちも女の子のような少年です。家出して音楽活動に明け暮れるなど自由奔放な一方、「したことの責任はきっちり取る」というような自他への厳しさを持ち合わせています。性別へのこだわりが薄く、好きな格好をして好きな人と付き合えばいいという考えを持っています。同性と付き合っていることに全く引け目を感じていません。
今回の香水のイメージとして、「18歳の遙日が少し背伸びするために買う」というものがあります。すでに音楽で収入を得ている彼は、年上と関わる機会が非常に多いです。「先輩」たちに並び立つ手段の一つとして香水を選ぶ、というのをイメージしています。
「宗崎近月」
自分の創作キャラクターのイメージです。情報屋を家業とする家の子で、名前を宗崎近月(そうざききづき)といいます。双子の兄である遙日(はるひ)を溺愛しており、双子として生まれたことを「運命」と称しています。兄のために料理や裁縫、ヘアメイクまで身につけました。自由奔放な兄の代わりに家業を継ぎ、18歳の若さで大人と渡り合う有能さも持ち合わせています。重度のブラコンである以外は完璧の一言です。しかし、早いうちに大人にならなければいけなかったこともあってか息抜きをしたり甘えたりすることが非常に苦手です。
兄のためとはいえ、懸命に努力を重ねて生きる近月を好いてくれた人がいます。7歳上の兄貴分である彼に対しては近月も年相応の態度をとることができます。普段が「商売人として将来有望な若者」であるとして、彼の前では「生意気だけどしっかりものな弟」にまで変わってしまいます。
今回の香水のイメージとして、「兄貴分である人の真似をして買った香水」というのがあります。自分と彼に似合う香りはおそらく違うと思っていて、それでも香水をつけるという行為を真似してみようとした感じです。
【感想】
まずは遙日(兄)のほう。つけてすぐ、爽やかに突き抜けるような香りをぶつけられる。ポップでアクティブの文言が初っ端からぴったりすぎる。イントロから元気がいい。
少しして花の香りが立ち始め、爽やかさはそのままに可愛らしさが強くなる。
オタクの情緒揺さぶってくるじゃんかよ……それでこそ宗崎遙日だよ……後方彼氏面してしまう……。とうちの子限界オタクムーブをキメる。
このあたりで早く近月のと比べて〜〜!!となっていたが出資者である後輩との約束があったので我慢。
試している間、何度も香りのレシピを見返す。香水初心者、香りの名称で何となく想像はしてみるがどれもこれもよくわかっていない。でもいい匂いなのはわかる。だって実際に香ってるんだもの。知識じゃなくて感覚で勝負すんだよ、と脳内の遙日が言っている気がした。
近月(弟)のほうは後輩に引き渡す分なので翌日に確認。双子なのにまったく似てない。フォームに書いた内容全然違うのでそりゃそうなんだけど「似てない双子」ってあたりで大歓喜。遙日のほうはポップでアクティブ、可愛さ全振りって感じだったのに対し近月のほうは爽やかさがありつつ落ち着いた青年の香り。トップノートは近月のほうが印象強めだったが、徐々に控えめになっていくあたり解釈一致。後輩と揃って限界オタクになる。
比べている間わりと声にならない悲鳴もあげていた気がするが、この待ち合わせ兼お試し会の場所は学校内の休憩スペースだったので少しだけ周囲の視線が痛かった。
とにかく、創作っ子に限界オタクしている民は一度オーダーして損はない。普段香水を使わない人でも10mlなら半年で使い切れると思うし、気に入ったなら次からは1100円から再注文できる。自分は距離の問題で断念したが、もし神戸のお店に行けるのであればカウンセリングフォームを参考に話す内容を考えておいた上で絵とか持っていくといいかもしれない。