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GAが大幅アップデート!「Google Analytics 4」の概要

先日GoogleよりGoogle Analyticsの大幅アップデートが発表されました。
その名も「Google Analytics 4」です。

従来よりアプリ + ウェブ アナリティクスという名称でβ提供されていたものが正式にリリースされた形になります。
自分の勉強がてら、アップデートの内容を整理したいと思います。

アップデートの背景

そもそもなぜGoogleは今回のアップデートを行ったのでしょうか?
アナウンスの原文にその答えが書いてありました。

新しいアナリティクスでは、デバイスやプラットフォームごとに細分化された測定ではなく、顧客中心の測定を行うことができます。マーケターが提供するユーザーIDや、広告のパーソナライゼーションにオプトインしたユーザーからのGoogle独自のシグナルなど、複数のIDスペースを使用して、顧客が貴社のビジネスとどのように相互作用しているかをより完全に把握することができます。例えば、顧客が最初にウェブ上の広告から貴社のビジネスを発見し、その後、貴社のアプリをインストールしてそこで購入したかどうかを知ることができます。

従来はセッションの概念を中心に測定が行っていたけど、今後は顧客中心に測定しないとダメだよねということみたいです。昨今のCookie問題でセッション単位の測定精度が下がっているため、Googleとしても顧客を1つのIDで紐づけていく方向性を目指しているものと思われます。

主な変更点

■UIの大幅な変更
従来のGoogle Analyticsが廃止され、Firesbase Analytics寄りのUIになりました。サイドメニューの中身もかなり入れ替わっています。

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■分析機能の強化
従来はデータをエクスポートして、BI等でデータを可視化する必要がありましたが、GAのレポート機能が強化されて、ピボットテーブルやグラフの作成が直感的に行えるようになっています。

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■Google広告との連携強化
従来からGoogle広告との連携機能は存在していましたが、昨今のCookie問題もあって、Google Analytics→Google広告へのデータ連携がさらに強化されたようです。

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■BigQueryとの連携
従来はからGoogle Analyitcsの有料版であるGoogle Analyitcs 360のみで許可されていたBQへのデータエクスポートが解禁となりました。データ連携は日次とストリーミングが選択できます。

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■コードレス・トラッキング
明示的にタグ埋め込みを行わなくても、ページスクロールや動画の再生といった一部のイベントが自動的に取得されるようになりました。

Google Analytics 4の設定方法

既に誰でもGoogle Analytics 4が利用できる状態になっていますが、実際に使うためには、いくつか設定作業が必要です。
以下、大まかな設定方法をご紹介します。

■プロパティの追加
Google Analyticsのサイドメニューにある管理タブから、「プロパティを作成」を選択して、「アプリとウェブ」のプロパティを作成します。

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■データストリームの設定
計測対象となるサイトやOSの情報を入力してデータストリームを作成します。サービスに複数のプラットフォームがある場合(例:iOS、Android)、それぞれのデータストリームを作成します。

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■計測タグの設置
GA4専用の計測タグを設置します。GTMを利用している場合は、GTMのタグから「Googleアナリティクス GA4設定」を選択することでタグの設置が可能です。

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■既存プロパティのアップグレード(※10月16時点では未確認)
公式マニュアルによると、 Setup Assistantを利用することで既存プロパティをGA4用にアップグレードできると記載があるのですが、今のところ私の環境では確認できていません。恐らく順次公開されていくものと思われます。

Cookieベースから顧客ベースへ

冒頭のアップデートの背景にも記載した通り、今回の変更内容はCookieからの脱却を図ろうとしているGoogleの意図が伝わってきます。GAの利用者目線ではこれらの変化を捉えて、新しいトラッキングに順応していくことが求められるため、引き続き状況をウォッチしていきたいと思います。

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