今日の英単語#5 - about
意味と品詞
前置詞
約、…について、…に関して
副詞
あちこちに、ぐるりと、だいたい、およそ
形容詞
まさに〜しようとして、すぐに〜しそうな状態で
使い方
発音: アバウト / əˈbaʊt /
前置詞としての使用
意味: 何かについて話す際や、動作や出来事の目的や対象に言及するときに使います。また、数量や時間に関連しておおよその値を示すときにも使われます。
例: "about ten people"(約10人)
副詞としての使用
意味: およそや約といった量や範囲を示す場合や、場所を「ぐるりと回って」や「あちこちに」と表す際に使います。
例: "People were walking about."(人々があちこちを歩いていた)
形容詞としての使用
意味: ある出来事がまもなく起こることを示します。特に「be about to do」の形で「まさに〜しようとしている」「間もなく〜する」と未来の出来事について述べる時に使われます。
例: "I’m about to make dinner."(私はまさに夕食を作ろうとしています)
例文
前置詞としての例文
"She is talking about her favorite book."(彼女はお気に入りの本について話しています)
"The meeting will start in about five minutes."(会議は約5分後に始まります)
副詞としての例文
"He looked about for his keys."(彼は鍵をあちこち探しました)
"They wandered about in the park."(彼らは公園内をぐるりと歩き回りました)
"The shop is about 500 meters from here."(その店はここから約500メートルです)
形容詞としての例文
"I’m about to make dinner."(私はまさに夕食を作ろうとしています)
"The train is about to arrive."(列車がまもなく到着します)
慣用句・フレーズ
just about - ほとんど、だいたい
例文: "I'm just about ready."(ほぼ準備ができています)
be about to do - まさに〜しようとしている
例文: "She was about to leave when the phone rang."(彼女がまさに出かけようとした時に電話が鳴りました)
学習のポイント
単語のイメージ
"about"は英語の基本的な単語で、会話や文章の中で非常によく使われます。前置詞、形容詞、そして副詞と多様な品詞で使えるため、状況ごとに意味を理解しつつ使い分けることが重要です。特に「be about to do」の構文は、予定や間近に迫った出来事について話す際に便利です。
また、「約」「だいたい」の意味で"around"が使われることも多く、"about ten people"(約10人)を"around ten people"と表現することもできます。どちらも同じ意味で広く使用されるため、両方を理解しておくと役立ちます。
「アバウト」との違い
英語の"about": 主に「約」「〜について」「あちこちに」「まもなく〜する」といった意味を持ち、文法上は前置詞、副詞、形容詞として使われます。英語では、数量や話題、動作の対象、未来の出来事を表すための単語であり、「おおざっぱさ」や「細かさの欠如」といった意味はありません。
日本語の「アバウト」: 「大雑把」「ざっくりとした」「正確でない」といった意味で、しっかりした計画や詳細を求めないイメージを表現します。たとえば、「あの人はアバウトな性格だ」や「時間はアバウトでいいよ」のように、少しいい加減で細部にこだわらない性格や態度を指すときに使います。英語の"about"はそのような意味で使われることはありません。