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桃鉄から知る日本#10『和寒』

学生時代から歴史と地理に弱かった私が、最近は学校教材になったゲーム『桃太郎電鉄 〜昭和 平成 令和も定番!〜』に登場する物件から、全国各地の名産・名所の学習を試みていきます。


概要

和寒は農業が盛んな地域で、越冬キャベツやカボチャなど寒さに強い野菜の栽培が特に有名である。また、三浦綾子著『塩狩峠』の舞台として知られる塩狩峠もこの地に位置し、文学と自然が融合した魅力的なスポットとして親しまれている。

桃太郎電鉄のデータ

地方: 北海道
駅名: 和寒

カボチャ畑

分類: 農林
価格: 3億円
和寒町はカボチャの作付面積日本一を誇り、『くりゆたか』や『雪化粧』などの品種が特産品として知られている。特に『くりゆたか』は甘味が強く、煮物やスイーツに適しており、多くの人々に愛されている。

越冬キャベツ畑

分類: 農林
価格: 4億円
和寒町は越冬キャベツの名産地としても有名である。秋に収穫したキャベツを雪の下で貯蔵する独自の栽培法は、寒さを活かして糖度を高める工夫。自然の冷蔵庫ともいえる雪中保存により甘味とみずみずしさを引き出し、シャキシャキとした食感と濃厚な風味を持つ特産品となっている。

歴史的背景

和寒の歴史は明治時代の屯田兵による開拓に端を発する。当初、厳しい気候条件に悩まされながらも、入植者たちは農業の基盤を築き、特に寒冷地に適した農作物の栽培に力を注いだ。1960年代には、越冬キャベツの発見をきっかけに新たな栽培技術が発展し、町の農業に革新をもたらした。


観光したい場所

塩狩峠記念館

三浦綾子の小説『塩狩峠』の舞台を記念した文学館。作品や塩狩峠に関する展示が充実しており、文学ファンや歴史愛好家には必見のスポットです。塩狩峠は言うまでもないような名作ですが、私はどちらかというと『氷点』『続・氷点』に感銘を受けた人間です。三浦先生の執筆部屋はめちゃくちゃ見てみたいです!

南丘森林公園

広大な自然が広がる森林公園。キャンプやバーベキュー、カヌーが楽しめるようです。私は典型的なインドア派ですが、散歩は大好きです。美しい湖と森林を眺めながら、散策路を歩んでみたいです。

和寒東山スキー場

初心者から上級者まで楽しめるコースが整備されたスキー場。冬季には多くのスキー愛好者が訪れるスポットです。スキーは決して得意ではないですが、人生でもう一度くらい挑戦できたらいいなと思っています。

食べたいもの・買いたいお土産

越冬キャベツ

越冬キャベツ畑の項で記したとおり、和寒の特産品です。生で食べても甘味を感じられるので、サラダに最適です。一度収穫したキャベツの上に雪をかけておくことによって、自己防衛力を促します。こうすることにより、キャベツは自身の炭水化物をより凍りづらい糖分に変換します。糖分が増えるから、甘みが増す。そういう原理だと、理解しています。

余談ですが、羽海野チカ著『ハチミツとクローバー』では、お金がない学生が安価なキャベツで腹を満たすという描写がありますが、昨今はキャベツが高騰化してるので、とても真似できないですね…。

わっさむかぼちゃの王国のかぼちゃソフト

『雪化粧』を使用したソフトクリーム。カボチャは色々なスイーツと相性が良いですが、ソフトクリームも絶対美味しいですよね。

余談ですが、羽海野チカ著『ハチミツとクローバー』では、男はカボチャとミントが苦手と語られていますが、私は両方とも好きです。でも、カボミントは多分無理。

和寒かぼちゃミルク

スプレッドです。またまたカボチャですが、好きなのだからしょうがない。自分でもトーストなどに塗って食べたいけれど、お土産に選びたい逸品だなと思います。

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