#HipHop記念日 (アメリカでは)
1973年夏、まるで闇に灯った松明----
Rhymesterさんの"Future Is Born"内宇多丸師匠のヴァースにおけるド頭の1フレーズ。
そうです。今日から海の向こうアメリカでは今日(8月11日)はHipHopの記念日。1973年にHipHopが生まれた日である今日です。
僕が活動開始した2000年代、青春時代では恐らくまだここまでHipHopが大きくなる前、この様な記念すべき日として扱われるようになるなんて夢にも思っていなかった。
KEN THE 390さんが1st Albumで歌っているフレーズに
"やっぱこいつはサブカルチャー、分かってやってんだ渋谷のサイファー"
同じくサブカルチャーと言う認識、、ではいるけど何かが最先端で(時代背景もあるのかも知れませんけど)何か新しいことをしないと次のフェーズに進めない、と言うのも感じてはいました。
そんな駆け抜けた青春時代・・・今ももしかしたらマインドだけ変わらず青春時代の最中なのかも知れませんが、ここまでここ日本でも、もちろん世界中を見ても広まったと言えるHipHop、今や王道のポピュラーミュージックでもあり、その反面でどこかレベルミュージックの面もあると思うのです。
どんな流行のスタイルでも、どんなに所謂ブーンバップと言われるスタイルでも、どこかしらレベルミュージックの側面があって欲しい。ある種究極を言ってしまえばスチャダラパーさんとかがやっているような。
ただ、現在進行系の流行のスタイル(例えばTrap)もブーンバップの他にも数年後、もしかしたら1年かからないかも知れませんし10年後かも知れませんがそこに加わるTrapでもブーンバップでもどちらでもない、もっと広い意味で言えばlo-fi HipHopでもない、我々の想像を超える新しいスタイルが出て来る予感はします。
恐らくそれを構築するには相当時間はかかるかも知れませんが、中にはもう実験的に作り出すために模索している方々も世界のどこかにいる、はずなんです。あくまでも想像の域を脱しない話なんですけどね。
そんな想像、または空想を思い描きつつこれまで20年現在進行系でHipHopを見て来て、そして、ステージで歌ったりやDJブースでDJしたり、時には自宅でサンプラーを使用してトラックを作っている身として、海外のことではあるけど2021年に1973年8月11日にある意味実験している最中偶然生まれたHipHopがその誕生日にアメリカの国を挙げての記念日に指定されたことはとてもとても嬉しいです。
日本ではもしかしたらまだ先の話なのかも知れませんが、そう言う記念日(HipHop記念日ではないにしろ)出来たらなおのこと嬉しいです。今の政権では残念ながら無理かもだけど。
ただ、未来は暗くない、と言うことは実証された日、それを含めて記念日なのであろうと思います。
長々と長文失礼致しました。