自省録(11/29、一矢報いる)
昨晩の夢。私が大学院の時に、アカデミアを諦めずに、そのままアカデミアに残った世界線という設定だった。たぶん年齢は実年齢と同じ。業績を出せず、ポストも得られず、困窮する姿。何かに苦しみ、声を上げたところで目が覚めた。それが2時ごろのこと。
その後、上の子のことを考えたり、新たな事業のことを考えたり、未だにDXに慣れてくれない職場の同僚に苛立ち、眠ることができず、寝室を抜け出して、居間で本を読み始める。それが4時半ごろ。朝ごはんにサンドイッチと残り物のホワイトシチューを食べ、本を読んでいるうちに微睡み、また覚醒し、を繰り返しているうちに、家内が起きてきて、慌ただしく朝の準備を始めた。私は、家内のいない寝室で、本を読み始め、英語をやり、出勤。
やはり寝不足感があって、頭がボーッとして、あまりちゃんとものを考えられない感じ。駅で後ろから私を追い抜こうとして、ぶつかってきたおばさんに腹を立てたり情緒的にも安定しない。
職場に到着して、細々とした指示や回答を委託事業者や別の部署の人たちにしているうちに10時半になって、外部で開かれる会議に、同僚の弁護士と向かった。
徒歩で移動して、11時から、産学官の会議に参加。高級ホテルに、私の分野では錚々たるメンバーが集う会だ。共同代表の挨拶で、いきなり我々が取り組む事業への批判めいた発言。さらに医学部卒で弁護士資格を持つという人物から、事実無根の批判も。彼は、今回以外にも、至るところで我々を批判する。我々側からは当然反論。私も大人の対応でやんわりと返しながら幾つか証拠を上げつつ、かつ謙虚にコメントしておいた。大御所の先生方の機嫌もあまり損ねない形で、とりあえず批判に一矢報いた格好になったのではないか。
あとでその医者兼弁護士の先生に挨拶に行ったところ、この人の目を見て、すぐにピンときた。この人は、我々への批判を確信犯的にしている。一旦、公然と我々への批判をしてしまった以上、あとで自説が論理的に破綻していることを知りながらも、もう振り上げた拳を元に戻せないのだ。しかも、しかもこの先生の考えに沿って自説を展開する業界団体もいるから、後戻りできない。こういう手合いには、一対一で話しても無駄で、平場の会議のような場で話さないと意味がない。平場では、聞いている人たちがレフリーだ。勝ち負けは、レフリーがいない限り決まらない。我々はレフリーにアピールするように反論することが必要だ。
午後からは、もう休日モードになっていたので、新刊の専門書を読んだり、同僚と軽口を叩いたりしているうちに、退勤時間になってしまった。
家に帰って、勉強して、やはり昨晩の寝不足が響いて、すぐ眠ってしまった。
途中目が覚めて、家内と上の子の転入先について話をした。いろいろ選択肢があって、一長一短あるけど、なるべく手厚く面倒を見てくれるS学園がいいのでは、というのが結論となった。
S校でも良いが、ほぼ生徒任せで、生徒一人一人へのケアはないため、最後、レポートが溜まって処理できなくなるのめはないかと心配になった。上の子は、長期休みになると宿題をコツコツやることができず、他方で宿題を出さないと開き直ることもできず、休み終わりの間際になると、不安で固まって何も手につかず、引きこもりになるということを繰り返した。彼女には、少しずつでも一緒に課題をこなす環境が必要で、S校よりも、S学園の方が面倒見が良さそうだという判断。まずは、上の子には、昨日すっぽかしてしまったS学園の見学に行ってもらわないと。