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【わくわくドキドキ皮算用】老後2000万円問題に備える具体案3選
こんにちは、ココロです。
今回は複利シミュレーションサイトを使って
2000万円用意するためのプラン作りについて考えてみようと思います。
実際に老後2000万円かかるかどうかは
一旦置いておいて
よく言うこの数字を使って
どんな風に長期の資産形成プランを立てるか
考えて行きたいと思います。
最終的には、3つのやり方のどれを選ぶか、
ではなく、
自分が用意したい金額や、かけられる年数から
「自分専用の資産形成プランを作れるようになる」
ことを目標に読み進めて頂けたら嬉しいです。
参考サイトはコチラです
【積立かんたんシミュレーション】
【積立計算(複利毎課税)】
文字多くて挫折しそう…って方はこの内容を漫画にしたものもあるのでこちらをどうぞ⇓
【基本データと目標設定】
①現在25歳の会社員(※架空の設定です)
②65歳時点(40年後)で2000万円用意する。
③預金金利は0%、投資運用金利は5%で計算する。
❶貯金で備える(コツコツ40年積立コース)
■積立かんたんシミュレーションサイトで計算する
【目標金額達成のための毎月積立額を計算する】
最終積立金額➡2000万円
積立期間➡40年
目標を達成するには毎月➡ 41,667円 の積立が必要です。
※いまの普通預金の金利は0.02%(2024年12月現在)ですが、今回は0%で計算しています。ちなみに0.02%で計算すると月額が166円下がります。
![](https://assets.st-note.com/img/1734316816-EPkguZJDI5is4YF71A9tBM2q.png?width=1200)
■まとめ
…貯金が一番最初に思いつく手段ではありますが、
「月額41,667円を40年積立して2000万円用意する」は、なかなかにハードな道のりだと思いました。
❷運用で備えるA(10年短期集中積立&30年長期運用コース)
■500万円を30年間年利5%で運用したら2000万円になる!?
「72の法則」というものがあります。
これは「72÷金利=元本が2倍になる年数」を出す計算式です。
72÷金利(5%)=14.4年
難しい事は置いておいて、つまり、「約15年で元本が2倍になる」ということは、その倍の「30年で4倍になる」ということをベースに
「10年で(2000万円の4分の1である)500万円を用意して、30年間の長期運用をする」というプランを考えました。
■「元本」となる500万円の用意
積立かんたんシミュレーションサイトで
年利5%で運用しながら10年間積立するときの積立額を計算します。
【目標金額達成のための毎月積立額を計算する】
最終積立金額➡500万円
積立期間➡10年
リターン➡5%
目標を達成するには毎月➡ 32,199円 の積立が必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1734319125-iX4ahn1rlvFTLD5gGVeRmybW.png?width=1200)
月額32,199円を10年積立
=年額386,388円×10年
=総額3,863,880円(10年で運用益が+114万になる)
386万円で500万円が用意できる…?魔法か?
貯金と比べた時の差額にビビって、そんなオイシイ話ある?投資って怖いんやろ?って思っちゃいそうです。
■元本500万円を30年間長期運用する
10年で元本500万円まで到達後は追加投資せず、
年利5%で30年間運用する計算をします。
積立計算サイトを使って
年利率➡5%
積立年数➡30年
毎月積立額➡0円(追加投資しない)
積立前の元金➡500万円
複利方式➡年複利
利息組み込み➡期初(どちらでも大きく結果は変わらない)
課税方式➡非課税(NISA口座の活用を想定)
![](https://assets.st-note.com/img/1734322689-fjV4iGO1pl3zvIhMtC5EPZBT.png?width=1200)
15年で2倍、30年で4倍と言いましたが、実際は14.4年×2=28.8年なので30年運用すると2000万円を超える計算になります。
にしても2161万円…。1年ちょい放置で160万円稼いでくれるなんて夢があります。
■まとめ
月額32,199円を10年積立
=年額386,388円×10年
=総額3,863,880円(10年で運用益が+114万になる)
386万円積立して、30年放置したら2000万円になる…だと…?って宇宙猫になりそうです。複利の力の凄まじさがやばいです。(語彙)
アインシュタイン先生が複利を「人類最大の発明」とおっしゃるのも頷けます。
このプランは最初に集中的に頑張った分、
それ以降に稼いだお金は使うなり、貯金するなり、さらに投資するなり、
自由度が上がるのが嬉しいです。負荷があっても短期集中して早めに安心を積み上げたい方向け。
(※30年ほったらかし出来るように元本500万円の投資先の選定は重要)
しかし、月額32,199円は、独身でミニマリストか実家暮らしならまだしも、一人暮らしや奨学金返済中、扶養家族がいる場合などは厳しい金額だと思いました。
❸運用で備えるB(コツコツ積立&長期運用コース)
■複利×長期!40年を最大限に利用する
積立かんたんシミュレーションサイトで年利5%で運用しながら40年間積立するときの積立額を計算します。
【目標金額達成のための毎月積立額を計算する】
最終積立金額➡2000万円
積立期間➡40年
リターン➡5%
目標を達成するには毎月➡ 13,106円 の積立が必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1734325802-0QMs5Z1puEXCwtBm6hdbIRUj.png?width=1200)
これが複利…!これが長期運用の力か…!!って劇画チックにベタフラッシュの背景で叫びたくなります。
早く始めて長く続けることで無理のない積立額になるんですよね。本当にびっくりです。貯金しか知らんかった自分にタイムスリップして教えてあげたいくらいです。
■まとめ
月額13,106円を40年積立
=年額157,272円×40年
=総額6,290,880円(40年で運用益が+1,370万になる)
❶❷と比較して、「この金額ならできるかも」って人が多くなるのではないでしょうか。
ただ、他の2つとの金額差にそんなことある?ほんとに詐欺じゃない?とも思ってしまいそうですが、知って学んで選ぶだけで、こんなにも差が出ると知れば、自分の人生に新たな選択肢が生まれるのではないでしょうか。
お金の勉強、楽しいですよ…!!(沼に引きずり込もうとするオタクの顔)
「わたし」の資産形成
ちなみに、私は断然❷タイプです。金額や目標は違いますが、早く、ある程度の資産形成を済ませてしまいたいですし、貯金で10年頑張ったからこそ、あの頃知識があれば…今頃もっと…ッ!!と思います。
2000万円貯めるために
2000万円分働くのではなく
386万円で済むならそっちを選択したいです。
それに、
40年も働きたくないし
週5日×8時間も働きたくないし
職場のルールや人間関係が良くない方向に変わったり
自分の体や家族や興味に変化があった時に
働く日数を減らしたり、退職や転職を選べる
経済的な余裕を持っていたいと思っています。
将来もそうですが、「備えられている」という自負があることで、
今の自分にも精神的余裕をもたらしてくれていると思っています。
すごくマイペースで自由人な考えですが、私にとっては大切な価値観です。
「それいいな!」と思って下さった方はこの辺りの動画がおすすめです↓
【「サイドFIRE」の3つの魅力と追い風について】
【【貯蓄はもうヤメ!】難易度が低めな「コーストFIRE」について解説】
【【会社からの緊急脱出】年収100万円未満でも心豊かに暮らす方法】
………とはいえ、私は私であなたはあなたです。
シミュレーションサイトを使って自分オリジナルの資産形成プランを
考えてみてください^^
まずは、自分の心と対話が大事です。
いくらあると安心とか
いくら使うと不安とか
何歳までにいくら欲しいとか
今の家計からいくらなら捻出できそうとか
自分とお金について具体的に考える機会を持ってください。
そして「投資」という選択肢を頭の隅に置いておいてもらうことが
今後の人生の助けになると私は思っています。
注意点
・運用するなら15年以上の長期で考えることをおすすめします。
(投資の値動きには波があるので直近で使うお金は貯金で備える)
・初心者は一括投資を避ける
(人にはリスク許容度があり、値動きに対してメンタルがどう動くか知るためにも最初は少額から積み立てを開始して下さい)
・金利(リターン)に期待しない
(いくら捻出できるか、何年積み立てるかは自分で決められても、金利は自分の意志で操作できないため。)
今回は計算を簡単にするために年利5%で計算しましたが、大前提として、
実際の株式市場では年利20%の時もあれば最大-80%の時もあり、元本割れのリスクもあります。
ですが、長期(15年以上)で運用すればマイナスになった事がなく、平均年利5%くらいになると言われているため、この数字を採用しています。(何に投資するかによっても違います)
長文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
既刊紹介
普段は漫画を描いています。