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テラミスティカ 革新の時代ー属性別初期配置考察|④平原属性

※こちらの記事は前回の③沼地属性の記事の続きとなります。

記事内の用語の概要や注意点などは、①の記事からご確認をお願いいたします。

沼地属性の基本情報は以下のとおりです。

  • スコップLv上昇が1学者1道具1金(他は5金)で可能

平原属性の拠点(茶)/近隣の沼地;砂漠(黒;黄)/対立地形(紫)

平原地形の地形配置は、中央から東へ西へと、綺麗に展開していきやすい構造となっています。
平原属性の特徴であるスコップLvアップが容易な特性を活かして、ガンガン掘り進んでいく方針が最適です。理想的には3・4R目までにはスコップLvを上げきりたいところです。
そのため、平原地形の1R目は学校ルートがオススメです。学者を収入として安定的に確保し、次の大陸へのアクセスをよくするため、船Lvアップにも学者を使っていきましょう。
なお、初めは無理せずスコップタイルやパワーアクション等で確実に押さえるとよいでしょう。開拓ルートが構築できたあとは、ラウンド得点に応じた開拓・建物改良を進め、高得点を目指しましょう。
またスコップLvを上げきった後、中立建物を好きな位置(特に改築しにくい場所)に建てることで、収入を確保したり、4都市ないしは5都市を狙っていったりするのも面白いと思います。

北大陸C5&南大陸G5

初期配置としては、北のC5と南のG5開始が安定します。はじめに、北C5・南G5からそれぞれ2つの開拓ルートを検討してみます。→は陸続きの開拓路、⇒は川を越える開拓路を示しています。

  • 北→西(緑)|北C5から砂漠D4 ⇒ 砂漠E4 → 平原E3 ⇒ 南西・西外郭へ

  • 北→東(青)|北C5から沼地C6 → 砂漠B5 ⇒ 北東外郭へ

  • 南→東(橙)|南G5から沼地H4 → 荒野H3 ⇒ 南西大陸/西外郭へ

  • 南→西(赤)|南G5 ⇒ 砂漠F4 → 平原F5 ⇒ 東大陸 ⇒ 北東/南東エリアへ

北→西(緑)&南→西(赤)ルート
北→東(青)&南→東(橙)ルート

理想としては、上のイラストのように、北と南で東西別方向へ開拓していければ、マップ全体を見れて開拓できます。相手次第で南北ともに東または西へ進むルートもあり得ます。相手の開拓ルートを読み、空いている場所や、隣接者の多い場所を選んで開拓していけばよいでしょう。
また北大陸の砂漠D4か沼地C6を抑えさえすれば、南G5と船Lv3で繋がるため、リンクについて深く考えなくても良い点も魅力です。
 
次に各近隣属性である沼地属性・砂漠属性がいる場合をモデルケースとして考え、開拓ルートについて具体的に考えていきます。

沼地属性あり砂漠なし

沼地属性がいて砂漠属性がおらず、イラストのような初期配置をされた場合には北→西&南→西となります。

対沼地属性|北→西(緑)&南→西(赤)

南:東開拓-届けば広く開拓可能、妨害に注意!

まずは南G5(赤)からですが、
⓪砂漠H5を押さえつつ(平原I6も取れれば)、
①橋を架けて東大陸先端を攻め、南大陸で1都市目を目指します。
②余裕があれば、F5から沼地H7も押さえると、沼地属性は東抜けが困難となりダメージは大きいです。
※逆に沼地属性はなるべく西抜け戦略をはじめから取る方が安全です。
③理想的には沼地F6から、沼地属性が北東から沼地F6を押さえている場合、荒野E8から東大陸へ入り込み、2都市目を目指します。
④さらに余裕があれば北東大陸へ進み、3都市目や外郭点を目指しても良いかもしれません。
なお、荒野E8も他勢力に奪われている場合、東への侵略はここで打ち止めとし、余裕があれば
⑤南東外郭(沼地H10・砂漠I11・平原I12)で外郭点を稼ぐのもありです。

北:南西開拓-沼地属性よりも先手を!

北から(緑)は、(あ)砂漠D4を掘ったのち、橋を架けて砂漠E4→平原E3で1都市を目指します。
沼地属性の開拓次第で、(い)南西エリアが空いていれば南西を、(う)西外郭も空いていれば西外郭を、それぞれ都市化までもっていくこともできます。
難点として、陸続きの開拓エリアが序盤少なく、南北ともに川越えを求められます。序盤ではパワーアクションはスコップ用においておきたいため、ラウンドボーナスタイルで川を超えたり橋を架けたりするのが理想的な動きとなります。

砂漠属性あり沼地属性なし

砂漠属性がいて沼地属性がおらず、イラストのような初期配置をされた場合には北→東&南→東ルートが安全です。

対砂漠属性|北→東(青)&南→東(橙)ルート

南:西開拓-砂漠の侵攻を防ぎ外郭も〇

まず南G5ですが、
(ア)沼地H4→荒野H3と取って1都市目を目指します。もし砂漠属性が平原I6を空けてくれていれば、都市化はさらに容易です。その次に、
(イ)川を越えて南西の沼地G3・平原G2・砂漠H1を押さえ2都市目を目指します。注意点としては砂漠属性が北大陸から狙ってくる可能性が高いため、先に沼地G3・平原G2を押さえてブロックするとよいと思います。
(ウ)もし対岸の平原E3も空いていれば押さえておきます。ここまでいけば、
(エ)西外郭(砂漠D1・平原E1・沼地F1)が届くので、3都市目や外郭点を狙いましょう。

北:東開拓-じっくり開拓、ときには奇襲も

次に北C5からですが、
(A)沼地C6→砂漠B5を押さえて1都市目を目指します。その後、
(B)北東の外郭4地形(湖A7・沼地A8・平原A9・砂漠A10)を開拓し、2都市目を目指します。森林属性や湖属性に先に湖A7を奪われないよう注意が必要です。
もし東エリアが空いていれば(C)沼地D6を押さえ、(D)平原D7→砂漠E9→平原E10と進んでいく戦略もありえます。砂漠属性が開拓を悠長にしていたらこのように奇襲をしかけることもできます。
対砂漠属性としては沼地属性ありのパターンと異なり、北大陸・南大陸ともに陸続きの開拓路となっており、序盤は船Lvを考慮せず、スコップLvアップに専念できる点が利点です。

南:東開拓-無理やり突き進みアグレッシブに

対砂漠属性|北→東(青)&南→西(赤)ルート

なお、荒野H3に初期配置されたなど、南大陸からどうしても東に進む戦略を取ることも不可能ではありません。
手番順・キャラ・ラウンドボーナスタイルにもよりますが、
❶砂漠F4に橋をかけ、3道具を使ってでも押さえていくケースもありえます。砂漠属性がボーナスタイルで学者を有し、いきなり船Lvアップをしない限り間に合う計算となります。もしくは無理せず東大陸半島を捨て、船Lv2まで上げて沼地H7を押さえ、一足飛びに東大陸中腹の4地形(平原D8・砂漠E9・平原E10・沼地F6)を狙うのもありです。
以降、❷~❹のように開拓を進めれば、無理なく4都市も狙えます。
これができれば砂漠属性は西へ進むしかなく、沼地H4も押さえておけば、最大のライバルであった砂漠属性がパワー供給源として機能してくれるようになります。また、南東への侵略地も残っているので、最序盤で大きくしゃがむ形にはなるものの、その価値は十分あるかもしれません。ひとつの戦略として覚えておいてはいかがでしょうか。

ここまで天敵となる砂漠属性・沼地属性がいる場合を見てきましたが、両属性がいなければ平原属性はかなり自由に開拓可能です。
一方がいれば困難であった北大陸(砂漠D4・平原C5・沼地C6・砂漠B5)や南大陸(平原F5・沼地H4・砂漠H5・平原I6)単独での都市化がありえます。船レベルを一旦上げる必要もなく、受動パワーも十分もらえることから、強い動きとなります。両属性不在の平原属性を相手取る際には、土地やパワーアクションなどのカットが必要となるかもしれません。

その他:C5&G5以外

逆に、砂漠も沼地も相手取る場合には、C5・G5への初期配置自体を再検討する必要が出てきます。
ひとつは南G5・東F5のセットで、確実にF4を押さえたあと早々に都市化し、東エリア全体を支配する戦略です。
もうひとつは北C5・西E3のセットで、湖B3を何とか押さえて北西を抜けていったあと、西エリア全体を支配する戦略です。
とくに後者は難易度が高く、森林属性や湖属性がいる場合はかなり厳しいと思われます。

他にも、沼地属性がC6、荒野属性がD6に初期配置された場合に、荒野属性に砂漠D5を取られるとかなり苦しくなります。上のイラストでもちょこちょこ荒野のみ色を塗りましたが、沼地or砂漠属性+荒野属性がいる場面は、初期配置を慎重に検討する必要がありそうです。

オマケ:「外郭3点」は積極的に?

ここまで少し触れててきた通り、平原属性は「外郭工房3点」能力タイル又は最終ラウンド得点での得点行動が狙えます。スコップLvを上げきっていればガンガン掘り進めるので、他の勢力よりも高得点を狙うことができるでしょう。
北外郭(湖A7・沼地A8・平原A9・砂漠A10+沼地B9)や西外郭(砂漠D1・平原E1・沼地F1他)、南東外郭(沼地H10・砂漠I11・平原I12他)で大量得点を勝ち取りましょう。
当然ここまで掘れていれば都市も多くあるはずです。「都市タイル×2点」タイルを先に、5・6R目に外郭3点を狙うのがよいでしょう。

まとめ

まとめると、初期地形はC5&G5が基本で、
対沼地:南G5→東・北C5→西
対砂漠:南G5→西・北C5→東(南G5→東もあり?)
となるでしょう。

学校ルートで学者収入と不足する収入源を確保後、早々にスコップLvを最大化し、ガンガン掘って他プレイヤーの開拓を奪い、盤面を支配し、後半に科学レベルをあげつつ、能力タイルで都市点&外郭点を稼ぐ……。
このような綺麗な勝利を目指して平原属性を駆使していければ最高です。

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