麻雀インストマニュアル -何も知らない人に麻雀を説明する最適な手順-

※この記事は以下の記事を移動させたものです。

はじめに

麻雀は面白いゲームなので人に勧めることは多いと思いますが、その複雑さゆえに何から説明したら良いか悩みがちです。

そこで私があらゆる人に麻雀のインスト(ルール説明)を繰り返した結果、麻雀を覚えてもらいなおかつ興味を持って続けてもらえるインスト法がまとまりましたので公開します。

※箇条書きになっていますので分かりにくい点があればコメントなどにてお問い合わせください

※説明者1:入門者1〜3くらいを想定していますのでいわゆる麻雀入門教室でも同じ方法が適切かは分かりません

Ⅰ.ゲームの目的を説明

・「アガリ」を目指して得点を人から奪う
・牌の種類の説明(牌を見せながら)
 →(できれば) 幺九牌を意識してもらう
・「アガリ」とはなにか(4メンツ1雀頭)

Ⅱ.ゲームの流れ(実際に一緒に牌を触りながら説明)

・山を積む
・親決めとサイコロの関係
・配牌の取り方
・手牌を開けて理牌
・親の打牌→南家のツモ→打牌 これを繰り返す
・ポン/チーの説明と門前の利点の説明
・誰かが上がったらその局は終了

Ⅲ.役と点数計算

・アガった時に役がないとアガれない(反則になる)
・役とは
  ①上がった時の手牌が一定の形(四面子一雀頭)になっているもの
  ②上がった時(あるいはその前)の状況が特定の条件を満たしているもの
・役には「条件役」「部分役」「全体役」に分けられる
・役は30種類ほどあるが、滅多に出ない役もあるので今すぐに全て覚えなくても良い

・今覚えて欲しい役は5つある:各役の説明
 -リーチ(条件役)
 -メンゼンツモ(条件役)
 -断么九(全体役)
 -役牌(部分役)

・役には難易度に応じて価値が決まっている
・役の価値の単位を「翻(ファン、はん)」という
・役は複合した時は翻数を足す(リーチ+ツモ、断么+平和など)
・ドラがあれば1枚1翻として足す
  ※ただしドラは役ではないのでドラのみではアガれない
・1翻1000点を基準にし、翻数が1つ増えると点数はだいたい倍になる(1000→2000→4000→8000→…)

ここまでで約1時間

Ⅳ:説明する上での注意点

・用語の説明は極力控えるが、次の用語は覚えてもらう
①「ポン」「チー」「カン」「リーチ」「ロン」「ツモ」の6つの発声
②「面子(メンツ)」「聴牌(テンパイ)」「門前(メンゼン)」など
 ルールに直結する用語
・ポンチーは役の説明の前にする(役と一緒にするとこんがらがる)
・役を説明して覚えてもらうのが一番難しい
  →役一覧表があると理解がスムーズ
・覚えてほしい4つの役以外は出てきたら解説する程度でOK
・点数計算、特に符計算は初心者には非常に難解なので説明しない

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