見出し画像

【バレットジャーナル】・タスクと○イベントと-メモの違いについて説明します

どのバレットをつけたらいいかわからない時

先日投稿した「デイリーログとバレッドの使い分けについて説明します」で、バレットを次のように説明しました。

・ タスク:(自分が主体的に)やること、やっていること、やったこと
○ イベント:自分の身にこれから起きること(予定)、起きたこと
- メモ:自分が思ったこと、考えたこと、思いついたこと

このようにバレットの意味を定義しましたが、この分類だけでははっきりとどのバレットをつければよいのかわからないことがあります。

そこでこの記事ではどのバレットをつけるか迷ったときのために、各バレットの特徴と違いを解説していきます。


・タスクと○イベントと-メモを区別する基準

・タスクと○イベントとーメモを区別する基準は2つあります。

「①発生源は自分の内側か、外側か」
「②向かう先は自分の内側か、外側か」

です。

これらの基準を使って・タスクと○イベントとーメモを分類すると、次の表のようになります。

画像1


なぜこのように割り振れるのか、バレットをひとつづつ解説していきます。

・タスク:内→外

・タスクは「自分から行動を起こすこと、または起こしたこと」、つまり「自分の内側から外側に向かうもの」です。

仕事にしろ買い物にしろ、そのタスクをやるのかやらないのか、またどのようにやるのかはすべて自分自身が決めることだからです。

また考えるだけでなく、「行動する」ことで・タスクとなります。
考えるのみにとどまるものはーメモとしてます(後述)。

このような「自分でやるかやらないかコントロールできるもの」、「自分から動かない限り完了しないもの」はタスクとします。

また自己反省の際には、「このタスクに取り組むことは自分にとってよかったか」「このタスクをやらなくても大丈夫だったか」という視点から反省します。これにより、その後より自分にとって大事なタスクを正確に見極め、それを選択して取り組むことができるようになるからです。

○イベント:外→内

イベントは「外側から(自分に対して)起こったこと、またはこれから起こることが予定されているもの」、つまり「自分の影響の外側にあるもの」です。

上司に理不尽に怒られたことや近所にいいカフェを見つけたことなどは自分の意志で起こしたり避けることのできないことです。また会議の日時や本屋のセール期間などは自分の一存では簡単には動かせません。

このような「自分でコントロールできない」事実・予定を、人生に起きる「イベント」として捉えます。

自己反省の際には、「そのイベントに対し自分はどう対応したか」という視点から反省します。嫌なことがあってもブチ切れずに大人の対応ができたか、嬉しいはずのことに本当に嬉しいと思っているかなどを検討します。これにより、外からの刺激により自分が乱されていないか、自分が心からうれしく思えることは何なのかを知ることができます。

ーメモ:内→内

ーメモは自分の考えや思い、気になったこと、アイディアなどにつけます。メモにするか否かを判断するのは「自分の内側から出て、そのまま内側にとどまっていること」です。

BuJoを続けていると「これこうしてみたら良くなりそう」という「実行できるアイディア」がよく出てくるようになると思います。これをタスクにするかメモにするかでよく悩みます。

これは今すぐやりたいか、そのうちやりたいかで判断すると良いと思います。すぐに実行に移すくらい優先度が高ければ・タスクにし、そうでもなければとりあえずーメモとして書いてあとから思い出せるようにしておけばよいのです。

それらをまだ誰かに向けて口に出したり形にした場合は、その行動を(完了した)タスクとして別に書きます。

メモについてはそれ単独での自己反省は難しいと思います。それよりもタスクやイベントに対する自己反省にあたっての判断材料にメモを使うイメージです。

参考:外→外 にエネルギーを割かない

3つのバレットを「内→外」「外→内」「内→内」と分類しましたが、この流れで「外→外」についても考えてみましょう。

「外→外」はつまり「自分の外から発生して、自分ではない人に向けられていること」といえます。
つまり自分が一切関与しなくてよい問題なわけです。

こうしたものは無視して、自分(内)に関わる問題に時間とエネルギーを注ぐべきだと思います。

したがってバレットジャーナルに書く必要もありませんし、書いている場合(=自分が気にかけている場合)は削除するべきだと思います。
どうしても気になる場合はなにか自分に引っかかるところがある可能性があるので、「外→内」と捉えて○イベントとして書き、なぜ引っかかるのかを洞察するとよいでしょう。

しかしこれを意識しておらず、「外→外」の問題に自分が関わっている気がして、無用なエネルギーを注ぎ心労を抱える人を少なからず見かけます。

こうしたことにならないよう、日々のタスクやイベントに対し自己反省や検討をして、自分のエネルギーを有意義に使えているか確かめることが大事です。

まとめ

以上の解説を踏まえてこの表をもう一度見てみてください。

画像2

実際のバレットジャーナルを書いているときにバレットに迷った場合は、この表を参考にしてみてください!


この記事はバレットジャーナル公式ガイドブックをベースに、私が実際に使っているバレットジャーナルのやり方・捉え方を書いています。
バレットジャーナルのことをもっと深く、体系的に知りたい方は公式ガイドブックをどうぞ!


いいなと思ったら応援しよう!