見出し画像

30年前と今の世界時価総額ランキングの記事に考えさせられました。

この記事、大変興味深いです。

世界の時価総額ランキングの記事ですが、30年前と今を比べています。

30年前は、ほぼ日本企業がランキングを占めていたんですね!びっくり!

今は、1社しかなくて国際競争力が失われた感があります。

アメリカが目立つということは、これらの企業のサービス利用者が英語圏の人なのでしょう。日本語しか喋れない日本人は、当然国際競争に打って出られないですね。

また、最近のトップ企業はIT企業である事も興味深いです。

日本は、ITでかなり出遅れてるという事になります。

ITと英語が必要と言われていますが、説得力がありますね。

日本のITがまだまだだという事を伸び代と考えれば、可能性が広がる気もします。

ITはスキルというより、思考が大事なんじゃないかと思います。

一人の生産性が、コンピューターによって大幅に伸び、ITによって働き方の根本が変わったのではないかと。

30年前は、24時間を切り売りして働いていて、オペレーションを他の人に頼む事で、一人の生産性を上げていました。

例えば、めっちゃ素敵なボールペンを売ろう!と考えた人が、一人でボールペンを1から作り始めると、膨大な技術習得の時間とコストが必要になり、1本あたりの高騰します。

でも、デザインを考えてボールペンを作っている工場にあとはお願いし、販売に力を入れてうまくいけば、ビジネスとして成立していきます。

経営的な考え方なのかも知れませんが、24時間を最大限に使おうとするとこんな感じだったと思いますし、今も変わらないと思います。

ITは、情報やデータを売ろう!って事で、さらにこの考えを発展させたんだと思います。

情報やデータはコピーできます。

アナログな世界ではコピーは、よろしくない事なんですが、デジタルの世界ではコピーされてなんぼです。

youtuberは、自分の動画を繰り返しみてもらう事で、再生回数をお金に変えます。

LINEスタンプはイラストを多くの人に購入してもらいます。

Goolgeは、検索結果のデータを広告として販売しています。

購入者に渡しているのは、データのコピーだけ。

経営視点がなくても誰でも出来るという点がすごいです。

そういうマネーゲームを作ったYoutubeやLINEやGoogleは、当然みんなが稼ごうと努力すればするほど、稼げるんですよね。

こうしたプラットフォーム事業が、情報を使ったゲームを作り、誰でも非常に手軽に発信出来るようになったため、生産性が飛躍的に向上しました。

塾講師は、一人一人に1回ずつ授業を行うのではなく、動画にとって見せれば授業するのは1回で済みます。よりより授業作りに多くの時間がさけるようになったので、コンテンツが良質になり、フォロワーも増えます。

教室の席数を気にする必要はなく、良質であればあるほど、受け入れてもらえます。

考え方が変わりますよね。そりゃ。

さらに5Gやクラウドのテクノロジーで、個人が手軽に稼げるようになり、プラットフォーマーは、個人の稼ぎから手数料をもらう事で、何もしなくてもお金が入るという仕組みを作っているわけです。

実際には、何もしてないわけじゃないんですけど、30年前は考えられないやり方でしょう。

プラットフォームはITがもたらしたものではなく、古くからあります。

例えば、電車はプラットフォームビジネスで、駅が出来るところは人が集まるので、不動産で儲けることが出来ます。

ただ土地は有限だし、電車を動かすコストは膨大なので、ITのそれよりも遅く利益率が悪い気がします。

無限のコピーが出来るようになった世界では、時給で働く考え方はちょっと変わります。

時間をかけて作ったコンテンツが、プラットフォームにのせると、あとは勝手に稼いでくれるようになります。

一つ一つの価値は当然低くなりますが、コピーされる努力に集中して成功しているyoutuberもLINEスタンプクリエイターもたくさん生まれています。

コンテンツビジネスかプラットフォームビジネスかって話なんですが、日本語である以上、コンテンツビジネスは商圏が日本になりがちで、スケールしません。

マンガやアニメのように熱狂的なファンを生み出せば、日本語に寄り添う外国人もいるのでしょうが、あまりにも小さすぎます。

プラットフォームを日本語コンテンツに依存しないカタチで設計できれば、各言語圏でローカライズ出来るのでは。

Amazonは、購買という人にとって欠かせない行動にフォーカスしていますし、Googleも検索を不可欠なものにしました。Facebookは人との繋がりにフォーカスし、Uber Eatsは、食の物流に注目しています。

現在の日本のITビジネスは、日本のインフルエンサーのコンテンツを最大化する事にフォーカスしている感じがして、世界経済との戦いとは土俵が違っている気が。

メルカリはめっちゃすごいっすね。

他にも僕が知らないだけで、世界と戦っている企業はもちろんあると思います!

エラソーな事いう僕は、沖縄で必死に戦っている小物でして、申し訳ございません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?