創作ストーリー#5 謎の書物と記録 in映画サバ 


「不思議な書庫…。」

「この本は?」

使い魔が飛び出してくる。

「この本が気になるの?」

「じゃあ、ちょっと見てみようか」


そこには記録のようなものが残っていた。
「ある人形の記憶…?」




―目覚めるとわたしは、地下牢にいた。

体がうごかない。

体を起こし、何とかぜんまいをはめ込むことができた。


その後、わたしは組織に引き取られた。

ぜんまいを巻かないと動けない。

はたらかなきゃ、わたしの存在意義。




名前もない。969と呼ばれていたが、どういう意味なのか

わたしには分からない。




人形のはずのわたしは、いつしか「感情」を得ていた。

人形…にんぎょう…ヒトガタ。

「あなたを人間にしてあげましょうか?」



「時計の頭…の人間?」

「私は時計ノヒト。ClockMan、異形頭と呼ばれてます。」

あなたが必要です。感情を得たぜんまい人形・・・異世界に繋がる鍵。

「わたしが必要・・・?」

「私が手伝ってあげましょう」

時計頭は、人形に魂を吹き込む。
「これで、元通りです。私とのつながりが消えぬよう、これを渡しておきましょう。」
時計頭は歯車と時計の針のついた首輪を渡す。

大きな時計をが現れると、これまでの事が全て無かったことに。

「さあ、969。これからがあなたの物語です。」


記録はそこで途切れていた。

「不思議な記録。 自分の事のように入ってくる。」

「それに969の記載。No.969と関係している・・・?」
969はからくり人形だった…?魔力で動いていた…?
まだまだ、分からないことだらけだ。

「まだ、ここには何かある・・・。」

「それに、私たちを狙っている人たちもいそうですね。」
「話を聞いてみましょうか・・・もっとも、話ができれば・・・ですが。」


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