お前がつまらないから悪いんだよ

雑魚はいつも憤慨している。

こういうのはつまらないだの、あれはクソこれはゴミだの、くだらないレッテルによる否定に辟易している。

しかし、面白かったら文句は言われない。人にはそれぞれ好みというものがあるが、その好みを上から叩き潰すような作品は常に存在しているからだ。

はっきり言って、人の語る「短編ガー長編ガー雰囲気ガー過去話ガーロジックガー」なんてのは、基本的な、経験や努力で身につけられる手法を除いたらほとんど好みしか残らない。

その辺のカテゴライズ化された批判は後付に過ぎない。

人はつまらなかった時に初めて、つまらなかった理由を探す。「あー面白かった、でもつまらなかった処を探してみるか」とはならない。面白かったと思わせたら、その後のケチはない。あったとしても、それは「満足感の深度」の問題であったりする。「面白かったんだけど、」と言わせたら勝ちだ。後の話はオマケにすぎないし、大して聞く価値もない。だって面白かったんだから。

そもそも論の話もする。その人それぞれの持つ「嫌い度」から計算した「もっと鋭い面白さの必要度」を求め続けて、二次創作作者は奈落に落ちていく。これは本当に嫌いなんだ、と思ってるやつをそれで納得させるのは非常難しい。だけどそんなことする必要あるのか?もっというと、理解して歩み寄る必要もあるのか?たとえそいつが力を持っていたり、立場が上だったり、親しくてよく話す相手であったとしても、それは自己満足をする上で適切な考え方なんだろうか?その辺りのすり合わせをして人の話を聞かないとすぐ心に傷を負うことになる。

きのこたけのこ戦争のくだらなさを思い返して欲しい。きみがそれに嬉々として参加するタイプなら、どうぞ、永遠に争いの最中表情と感情を大きな流れという力に振り回されて一生を終えればいい。でも斜に構えて「俺はこっちが好きだけどそんなんどうでもいいだろ」って思ってるタイプなら、自分の立ち位置を見直すべきである。種類が違うだけで、こいつらはきのこたけのこ戦争をしているだけじゃないかと、俺はほとんどの人間を見下している。

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