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about Japan Mobility Show

 10/31に東京モーターショーから名前が変わり、生まれ変わったJapan Mobility Showに行ってきました。自動車メーカー、部品メーカー、自動車関連産業の展示とフードコートの構成は今回も健在、ただ今回は今後の自動車の活用形と日常生活との親和性、そして環境対策と持続可能性についての展示が追加されていたのは大きかった印象です。


個人的に感じた大きな変化

 一つ取り上げておきたいのは「紙媒体の頒布が前回(4年前)に比べて極端に少なくなった」ということです。ほとんどの展示でQRコードを読み込むことで車の情報が表示されるシステムを取っており、専用アプリを使って車の情報を読み込み、(まるでポケモンのように)車やシステムの図鑑を作っていく形を取っていました。
 またノベルティグッズを頒布している展示からもわかるように、紙ではなく形に残るいわゆるお土産(食品含めて)を頒布している傾向が強くなっているとも見て取れます。
 あとは子供たちにも楽しめるようにトレーディングカードで車両情報を頒布していたり、人気ゲームとコラボした画像を頒布している企業もありました。

ただここで考えたいのは

 そもそも今回のコンセプトから、自動車が単純な乗り物ではなくなった、と展開されていて、その視点で展開されているか、というところです。これについては11/11のTBSラジオ『まとめて!土曜日』で法政大学の藤代博之教授が「車は情報端末になる。走行データや検索情報の蓄積と発信により国家機密の情報漏洩もありうる。そう考えると未だに乗り物としての車を重んじているように見えた。」と言及しています。
 藤代教授の見解以外にも子供たちの憧れや学習の対象、一つの教材としての車と考えることもできますし、車を通してライフスタイルを発信し、人々がつながることができるコミュニケーションツールと考えることもできます。特にバイク乗りは乗っている車種でコミュニティができていることも多いですし、四輪車もメーカー主導のコミュニティサイトを運営していることもあります。

そういった点で見ると

 車を通して情報のやり取りができるという面でみると少し弱かった、といわざるを得ないかもしれません。ある意味、環境対策や持続可能性よりも重要な気がする観点であると思っています。
 車の展示会、あるいは学校の社会科見学という面では東京モーターショーからの伝統をしっかり受け継いで、エンターテイメントに昇華できていると言えます。しかし車の有用性という観点で見ると、Japan Mobility Showはまだまだ改善の余地はあるかもしれません。

さいごに

 今回撮影した画像を貼り付けておきます。必要かもしれないと思った画像はその都度追加する予定です。

モータースポーツ

意外と大事(目当ての一つ)

 Japan Mobility Showがエンターテイメントである由、フォーリンデブはっしーさんプロデュースの肉フェス。人が集まるところには食も集まる。

ではでわ

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