「打点の実質的な価値」の期待値をまとめました⑩(東3-3500点-断トツのラス目)
ども、くろっくです。
打点の実質的な価値をまとめるシリーズの第10弾です。
今回は下の状況です。
東風戦・歌舞伎ルール
東3局・3500点持ち
現在西家(東1東家スタート)
西 3500(自分)・北 34500・東 31500・南 30500・
東3局。断トツのラス目です。
この東2で「自分が1000点や8000点をアガった場合の価値」はどの程度なのか?
あるいは「親の12000や子の8000を放銃した時の実質損失」はどんなものなのか?
打点変動の様々なパターンをまとめました。
今回も表1枚なので「打点の価値を祝儀換算して完全一局精算の視点を持つ」についての説明は省きます。
換算のやり方や表の見方が分からなければ、東発verの期待値表で説明してるのでご覧ください。
東3局・西家3500点持ち
西 3500・北 34500
東 31500・南 30500
半荘開始時の期待枚数=△7.35枚
シミュレート条件
・東風戦(南入はなし)
・1着=+7000P・2着=+1500P・3着=△3500P・4着=△7500Pと想定
・チップ1枚あたり1000P
・トビ賞は非考慮
・半荘期待値は麻雀順位予想機というツールから
・麻雀順位予想機に100%依存した半荘期待値は「期待値A(左から1番目)」とする
・完全順位制の場合は「期待値B(左から2番目)」を参照に
・完全順位制でない場合は打点補正0.35倍が加わるので「期待値C(左から3番目)」を参照に
今回の数字は麻雀順位予想機に大きく依存しています。
実際の現場ではドラの枚数が違ったりオープンリーチがあるので、表の数字と現場の数字では乖離があるかと思われます。
感想
重要な補足をすると、表ではトビ賞が全く考慮されていません。
歌舞伎ルールだと「トビ△1枚」のルールが主流でしょう。
であれば3900以上を放銃した際は△1.0枚が追加されます。
そして満貫を上がればオーラスに飛ぶ可能性は低くなるので利益はもう少し高くなるでしょう。
あと表だけを見ると「倍満を上がらなければ意味がない」かのように思えるかもしれません。
しかし決してそういう事ではありません。
周知のとおり、歌舞伎麻雀には「半荘期待値(≒打点の価値)」と「祝儀期待値」があります。
半荘期待値の面で考えると倍満でなきゃ確かに効果が薄いです。
しかし祝儀期待値の面で考えると自分のアガることで祝儀の収入や損失回避が発生します。
だから、たとえ1000点の0枚であってもアガりの価値は大きいわけですね。(飛びを回避できる事もあるし)
まあ個人的には・・・打点の価値(半荘期待値)はバッサリ捨てて祝儀期待値に全振りすべきの局面であると考えてますね~。
では、ここらへんで。