世の中の「異性嫌い」と私のそれがなんか違う話
これまでの投稿にも何度か書いてきたので一部簡略化して話すが、私は様々な理由があって異性(男性)に苦手意識を持っており、職場などでのやり取りくらいならできるが、異性の恋人が欲しいとは思わないし、結婚願望もない。
これまでの学生生活や社会人生活の中でこのような話題になると「私も男の人苦手で〜」と言ってくる女性には何人か出会ったことがある。しかし、そう言う彼女のスマホにはほぼ必ずと言って良いほどマッチングアプリが入っており、更に言えばそのアプリの成果があったのか、数日〜数ヶ月後には男性の恋人ができたりしている。「男の人苦手」とは一体何だったのか、と私は思ってしまう。別に怒るようなことでもないので怒ってはいないが、ただただ「苦手って言ってたじゃん!」と心の中で叫ばざるをを得ないのだ。
どうやら私の中での異性への苦手意識と、世間一般の異性への苦手意識は異なり、「苦手だけど恋人は欲しい」という人のほうが世間では多いのではないかとすら思う。つくづく私は少数派の人間である。
私が今まで接してきた女性達の中で、私の体感ではあるが「恋愛(異性愛)自体が好き・恋人が欲しい・あるいは既に恋人がいる」人が一番多く、次に「異性は苦手だけど恋愛・結婚願望はある」人が多い。
唯一私と同じように、異性の恋人は要らないと思っているし結婚願望も無いという女性がいたが、彼女は別に「異性が苦手」だとは言っていなかった。その上で同性の恋人(恋人というよりはロマンシス的な距離感の方だった)がいて、その方といる方が心地良いから異性の恋人は要らない、という人だった。
何で急にこんな話をしているのかというと、タイトルにしたとおり、私が今まで接してきた「異性嫌い」の女性達のその感覚と、私の感覚とが違うなぁと思い、なんだかモヤモヤしたからだ。
私は異性愛者でも同性愛者でもない。かと言って完全なアセクシャル、アロマンティックなのかと聞かれたらそれも分からない。現状ではそれに一番近いな、と思っている程度だ。だから、私は「恋バナ」はおろか、恋愛に関する話は誰にも共感してもらえないんだろうなぁと思うと、仕方ないけれど何だか悲しい気持ちになってきて、今このように投稿をした。
私自身のこの虚しい悲しさが少しでも整理されるように。
そして、もしかしたらいるかもしれない、私のように性的指向が曖昧・不明で悩んだりモヤモヤを抱えたまま生きている方に「あなただけじゃないよ」と届くように。