見出し画像

ClipLineの映像制作に、新たな選択肢として「ドローン撮影」が登場!初めてのドローン撮影をレポート

ClipLineでは、このたび初めてドローン撮影を行いました。舞台は広大な野菜畑です。ドローンを活用した新しい撮影方法を取り入れることで、映像制作にどのような変化が生まれたのか。撮影の企画を担当した橋本さんと、ドローン操縦を担当した中西さんに、現場でのエピソードや新たに見えてきた可能性についてお話を伺いました。


<プロフィール>
橋本 昌幸(Hashimoto Masayuki)
コンテンツ・コミュニケーション部
ドキュメンタリーを中心とした映像制作会社、大学での映像演習コーディネイトなどを経て2021年ClipLineに入社。プロダクションマネージャーとしてクライアントへの映像提案、映像制作の企画・進行を担当。


<プロフィール>
中西 七海(Nakanishi Natsumi)
コンテンツ・コミュニケーション部
ドキュメンタリー制作で培った経験を活かし、2018年にClipLineへ入社し、カスタマーサクセス部での4年間を経て2023年にコンテンツ・コミュニケーション部へ異動。2024年10月に無人航空機操縦士二等資格を取得し、ドローン撮影も手がける。社内外問わず、課題解決に向けた活用促進動画や、依頼者のイメージに寄り添う映像制作に力を注いでいる。

新たな映像表現に挑戦!ドローン撮影のきっかけ

映像制作の幅を広げるべく、ClipLineでは初めてのドローン撮影に挑戦しました。今回の舞台は、クライアント企業で提供される野菜の生産現場。広大な畑の風景や生産者のこだわりを映像で伝えるには、これまでのカメラワークだけでは難しい部分がありました。そんな中、新たな視点としてドローンが選ばれました。どのような意図で導入されたのか、企画の背景を振り返ります。

ー今回のドローン撮影はどのような背景で決まったのでしょうか?
橋本:今回の撮影は、ある企業のプロモーション動画の一部として企画されました。この動画シリーズは、商品や生産現場に込められた思いを視聴者(現場で働く従業員)に伝えることを目的としています。テーマが『野菜の生産現場』だったので、やはり畑そのものを映す必要がありました。ちょうどタイミング良く中西さんがドローン資格を取得したばかりだったこともあり、お客様へ提案させていただいたところ快諾いただけました。広い畑を空撮することで、現場のスケール感や雰囲気を視聴者に伝えやすくなることが、ドローン採用の大きな理由でした。

チームで乗り越えた撮影準備と当日の課題

中西さんにとっては、資格取得後初めての本番撮影でした。緊張の中でスタートしたものの、事前準備の徹底が功を奏しました。

ー野菜畑での初めてのドローン撮影、どのような印象を受けましたか?
中西:上空からの映像は、これまでになかった視点を映像に加えることができ、特に100メートルの高度から撮影した畑全体の映像は圧巻でした。一方で、自然が相手となる撮影には課題もつきもので、例えば強風でドローンが不安定になったり、鳥が接近したりといった場面もありましたが、事前に緊急対応の訓練をしていたので、冷静に対応できました。撮影現場での臨機応変さが大切だと改めて感じました。

高度100メートルからの様子

ー撮影準備で意識したポイントは何ですか?
橋本:中西さんから『テスト飛行をしたい』という提案があり、それが非常に役立ちました。テスト飛行を行ったおかげで、事前に機材の通信トラブルや風の影響といった課題を洗い出すことができました。

また、農家さんに協力を仰いで、撮影当日に適した畑を事前に選定したり、ドローンを飛ばすエリアには電柱や電線がないか、安全に飛行できるかどうかも確認しました。このように事前の準備を徹底したことで、リスクを最小限に抑えることができました。

オフィス近くにあるドローン練習場。テスト操縦の様子

ー撮影当日の役割分担はどのように行われましたか?
中西:撮影当日はチーム全体の協力もあり、大きなトラブルなく進行できました。橋本さんが安全確認とサポート、ディレクターの横田さんが画作りに集中するという役割をしっかり果たしてくれたおかげで、私は安心して操縦に集中することができました。

ドローンで撮影した映像の魅力

今回の撮影で得られた大きな収穫は、ドローンならではの視点が映像に新たな価値を加えたことです。地上からでは伝えきれなかった畑全体のスケール感や広がりが、上空からの映像によって視聴者にダイレクトに伝わる仕上がりになりました。

ー上空からの撮影による変化はどのようなものでしたか?
橋本:俯瞰映像を取り入れることで、視聴者が畑の広がりを直感的に理解できるような構図が作れました。映像の幅が一気に広がり、ただの説明動画ではなく、見て楽しめるコンテンツに仕上がったと思います。

中西:地上では見えなかった畑全体の連携や動きが、一目で分かるのが魅力だと感じました。また、作業をしている人々の様子を遠景で捉えることで、現場の温かみも映像に反映できたと思います。

ClipLineの映像制作に加わった、ドローン撮影のさらなる可能性

初めてのドローン撮影を通じて、ClipLineの映像制作に新しい可能性が広がりました。今回の成功を糧に、チームではさらなる挑戦を見据えています。

ー今後、ドローン撮影をどのように活用していきたいですか?
橋本:今回の撮影を通じて、ClipLineの映像制作にドローン撮影が加わり提案の幅が広がったのを強く感じました。ドローン撮影は、自然環境や広大な施設だけでなく、人の手が届きにくい場所や都市部でも活用できると考えています。次は建設現場やビルメンテナンスといった新しいフィールドでの撮影に挑戦したいですね。

ー中西さん個人としては、どのようなスキルアップを目指していますか?
中西:撮影技術をさらに磨いていきたいです。風や天候の影響が大きい屋外での撮影では、まだまだ経験を積む必要があると感じています。また、撮影そのものだけでなく、映像の企画段階から『ドローンでどのようなシーンを撮るべきか』を提案できるようになりたいと思っています。

初めてのドローン撮影は、新しい視点を加え、映像の可能性をさらに広げています。今後、新たなプロジェクトでドローン撮影がどのように活躍していくのか、楽しみです!