私たちが選んだ離乳法『BLW』|赤ちゃん主導の離乳食
こんにちは。フリーランス夫婦のこーたとみおです。現在、第1子・0歳の女の子を夫婦で一緒に育てています。
娘が6ヶ月になり、離乳食が始まりました。
正直、離乳食がくることをずっと恐れていた私たち夫婦。
なぜなら二人とも料理がとても苦手だから。
ずっと母乳だったらラクなのに。と何度思ったことか。
それでも、やはり避けては通れない離乳食の壁。
ネットで調べながら、10倍粥を作ってみたり、にんじんやほうれん草のペーストを作ってみたり、早々にベビーフードに頼ってみたり、最初の1ヶ月はとにかく食べ物を準備するのに必死。
そんな中、フリーランス仲間の食育アドバイザーさんから教えてもらったのが、イギリス発祥の『BLW(Baby-Led Weaning』という赤ちゃん主導の離乳食。
早速、夫婦で講座を受講して、BLWの考え方に夫婦共々、非常に共感し、BLWを取り入れることを即決しました。
↓音声で聴きたい方はこちら↓
BLW離乳食とは
BLWは、Baby-Led Weaningの略で、日本語では「赤ちゃん主導の離乳食」と言われています。
BLWでは、親がスプーンを使って赤ちゃんに食べさせるのではなく、赤ちゃん自身が自分の意思で食べ物を選んで食べる、親はそれができる環境を作って、赤ちゃんが自由に食べるのを見守ったり、一緒に食べたりします。
例えば、手づかみで食べられるくらいの大きさに野菜やお肉を切って、柔らかく茹でたものを赤ちゃんの前に出したり。
スープやお粥のようなスプーンで食べるものだとしても、無理やり赤ちゃんの口に入れるのではなく、赤ちゃんが欲しいと手を伸ばしたら、赤ちゃん自身がスプーンを持って飲めるように手伝ってあげたり。
食べるものも食べる順番も食べる量も決めるのは赤ちゃん。
食べるか食べないか決めるのも赤ちゃん。
あげる食材は、赤ちゃんの消化器官の発達に合わせて、離乳食初期・中期・後期にそれぞれ食べられるものをあげます。
私たちは6ヶ月から離乳食を開始し、1ヶ月くらいは従来の10倍粥やペースト状の野菜をスプーンで食べさせていましたが、7ヶ月の時に講座を受けてBLWを知り、離乳食中期からBLWに変えていきました。
■知識として読んでみた本はこちら↓
BLW離乳食を選んだ理由:考え方に共感した
BLWで重要なのは、「赤ちゃんが離乳食をちゃんと食べるか」ではなく、「赤ちゃんが食べものに興味を持ち、食べ物を選んで口に運び、家族と一緒の食卓を楽しむこと」。
食材そのものを目で見て、触ってみて、匂いをかいで、口に入れてみたり、出してみたり、と人間の五感をフルに感じながら、食事を家族の楽しい時間だと思ってもらう、というこの概念・考え方がとてもいいなと思いました。
離乳食の初中期は、まだまだ母乳やミルクからの栄養が半分以上を占める時期なので、
「無理に食べなくてもいいよー!」
「食べることもできる最高のおもちゃとしていっぱい遊んでね!」
という気持ちで、余裕を持って食事の時間を過ごせるのが良いですね。
・素材の見た目と味を一致して理解する
・自分の意志で食べたいものを選ぶ
・手先の運動や口の発育にも繋がる
BLWを通して、食べること以外にも、赤ちゃんが学べる・挑戦できることがたくさんあるなと感じたので、試してみたいなと思いました。
BLW開始から3ヶ月(生後7〜9ヶ月)の変化と成長
初中期は噛んだり飲み込む力はまだないので、口に入れては出して、時々オエっとなったり(笑)、飽きたら投げたり、を繰り返していましたが、口に入れてしゃぶることで食材からの栄養素は取ることができるし、何よりも娘が楽しそうなのが、親としては一番嬉しかったですね。
また、冒頭でもお伝えしたように、うちは夫婦共々料理が苦手なので、娘と同じものを(味付けなしの茹で野菜や肉)を私たちも一緒に食べていたので、もれなく親も超ヘルシーな食生活になりました。
親も一緒に同じものを食べていたからか、娘は早い段階から躊躇なく食べ物を口に入れてたと思います。
後期のカミカミ期に入った今では、大好きなバナナは1本余裕で完食。おかゆの代わりに、野菜や魚を混ぜ込んだミニおにぎりを軽く10個以上はペロリと平げ、ブレンダーで作ったスープも自分でお椀を持ちながらゴクゴクと飲んでいます。
自分で食べるという習慣ができているので、親に食べさせてもらうのを待つのではなく、自分で手を伸ばして食べようとしてくれるのが嬉しいですね。
BLWのやり方は、窒息が危ないとか、汚れるとか、保育園の方針と合わないとか、賛否両論あるみたいですが、私たち夫婦と娘にはすごく合っていたと思います。
BLWに興味がある、従来の離乳食でツライ思いをしている、これからの離乳食が不安で仕方ないという方はぜひ参考にしてみてください^^