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強く憧れを感じるものをピンポイントで持っている相手と結婚しました

出会って10年。結婚5年。

自分にはないもの、強く憧れを感じるものを、ピンポイントで相手が持っていて、この人のそばにいたら、自分もそうなれるんじゃないか、って思って、私たちは結婚したんだと思う。

自分にはない、でも心の底から羨ましい相手の魅力

私にとって夫の魅力は、心の穏やかさ。自分のペースは決して崩さないけど、周りへの愛情はしっかり振りまける。騙されそうに見えて絶対に騙されない勘の鋭さ。無駄な嫉妬やプライドがまるでない。心の底から本気で『なんでもいい』と言える。躊躇なく『ありがとう』『ごめんなさい』が言える。

一方で、夫から見たら、私の人に優しく自分に厳しいところ、コミュニケーションが上手、いつも目標を持ってそこに向かっていって、絶対に達成してやるって目を輝かせているところや、好きなことや仕事に100%取り組んで楽しんでいる姿が魅力みたい。

自分が変わりたいと欲張るのではなく、お互いの強みでバランスを取ればいい

最初は、自分にないものを持っている相手の一番近くにいることで、自分自身がないものを手に入れられるような気がしていた。

でも、結婚して一番近くで生活するようになって、自分の素を出せば出すほど、変わらない自分に気づく。むしろ変われない自分に自己嫌悪。自然体でできている相手に嫉妬。

今考えたら、それって結局自分のことしか考えてなかったなって思う。自分が変わりたいと欲張っていただけで、相手の魅力を認めて頼るということができていなかった。

いや、夫はもうずいぶん前からできていたのかもしれない。少なくとも私はいつも自分をバージョンアップすることばかりに気を取られて、私たちがすでに夫婦としてのバランスが完璧に取れていることに気づかなかったんだと思う。

「無理に変わろうとしなくていい。」相手の魅力を認めて伸ばす

夫は結婚する前からずっと「ミオは変わらなくていい、そのままでいい」と繰り返し言ってくれていた。

家事が満足にできない、料理も下手、意地っ張り、自分にストイックすぎ、極度のめんどくさがりなど、結婚した後に私の親族が思わず「あんたもう少し努力しなさい」と口を出してきた時も、夫は『今のままでいい』と当然のように断言してくれた。

それは、私の良いところを認めてくれていたから、ズボラな面をがんばって直すことより、良いところ・向いていることを伸ばして生き生きと過ごして欲しいって思ったんだって。

この人すごいなって思った。私はいつも「もっとこうして」「もっとこうなれるように努力して」ってそんなことばかり夫に言っていたなって気づいた。そうじゃなくて、もっと強みに目を向けて、そこを伸ばせるように頼っていけばいいんだね。幸いにも、私たちはない部分をお互いがピンポイントに持っているんだから、夫が苦手なことは私がやればいい。それだけ。

相手の強みを認めて頼れるようになったら、質の良い話し合いができるようになった

この考え方がきっかけになって、お互いの魅力を口に出して言うように意識するようになった。特に私から夫の良いところ、好きなところ、羨ましいと思うところを積極的に伝えていった。

元々話し合いが苦手だった夫も、話し合いの中で自分が毎回褒められたら嫌な気はしないよね。積極的に意見を言うようになってくれて、夫自ら「最近、うちら話し合いの質が上がった気がする」と言っていました。

夫婦って本当に結婚してからが始まりで、そこからいろいろ築き上げていくものなのね。子どもができたらさらに大変なんだろうな。

なんでも話し合える熟年の仲良し夫婦ってホントにすごい。私たち夫婦もまだまだ成長途中です。

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