爪に関わる仕事をしていると、歯科分野やその他の医療と比べてリテラシーの低さを痛感することがある。一生自分の足で歩きたいと願う方は多いのに、、、

爪の健康相談

本ドキュメントでは、高齢者の爪の健康に関する相談の一例を通じて、爪の状態が歩行に与える影響や、医療機関への受診の重要性について考察します。特に、爪の健康が高齢者の生活の質にどのように関わるかを探ります。


相談の背景
お年寄りとの会話の中で、歩行が不安定であること、肥厚爪や爪白癬の疑い、さらにはパーキンソン病の影響が見られる状況が確認されました。これらの問題は、日常生活において大きな影響を及ぼす可能性があります。


会話の内容


足のスペシャリストとしての提案


私:「〇〇さん、皮膚科で足の爪のお薬をもらってきた方が良いですよ。」


お年寄り:「行かない。」


私:「では、歯が痛かったら歯医者さんには行きますか?」


お年寄り:「いく!」


私:「もしも、この爪の状態が今の歩く事に関係していて、爪を治したら軽く歩けるようになるとしたら皮膚科に行きますか?」


お年寄り:「行かない。」


リテラシーの差


この会話から、歯の健康に対する意識と足の健康に対する意識の違いが浮き彫りになりました。お年寄りは、歯の痛みには敏感に反応し、医療機関に行くことを選択しますが、爪の健康に関しては無関心な様子が見受けられます。このリテラシーの差に対して、私は落胆を隠せませんでした。

結論


爪の健康は、高齢者の歩行能力や生活の質に直結する重要な要素です。医療機関への受診を促すためには、爪の状態がどのように日常生活に影響を与えるかを理解してもらうことが必要です。今後も、高齢者の健康に関する啓発活動を続け、爪の健康に対する意識を高めていくことが求められます。

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