【学ぶ理由編】英会話や英語学習を続けるカギは、あなたの内なる願望にあります。
こんにちは。
「英語を話すことが怖い状態から、一歩踏み出そうと思えるマガジン。」【学ぶ理由編】です。
今回は「怖い」という気持ちから少し離れて、
「なぜ英語を話せるようになりたいのか?」
「話せるようになって、どうなりたいのか?」
という問いに、向き合っていただくための記事となっています。
英語を学ぶことについて、自分なりの理由を明確に持っておくと、英会話や英語学習を続けやすくなり、挫折しにくくなります。
「怖い」と思いながらも、英会話や英語学習を続けていくには、この理由を明確に持っておくことがカギなのではないかと思い、この記事を書くことにしました。
Vol. 2 の癒し編でも書きましたが、英語が絶対必要な人は、日本にはほとんどいません。AIが発達してきている今、英語学習自体、必要なくなるかもしれません。
そして、英会話は続けなければ忘れていきます。
こんな条件の中で、「なぜ学びたいのか?」の理由が「会社から言われたから…」というような外的理由な場合、残念ながら身になりにくいです。
今回この記事で深掘りするのは、外的理由ではなく、あなたの内側にある、内的理由です。
今回の記事が、英会話を続けるモチベーション保持につながれば嬉しいです。
※記事が全て揃い次第、マガジンを700円で発売する予定です。有料マガジンには、Vol.2〜6の5つの記事を入れる予定です。 単発記事は300円で割高になってしまいますので、記事を2つ以上購入したい方、お得に全巻購入したい方は、記事が全て揃うまでもう少々お待ちください。
Vol.0 : このマガジンを書こうと思ったきっかけはこちら↓
Vol.1 : 【アイドリング編】「英語を話すことが怖い」と日本のジャッジメント文化。
はこちら↓
Vol.2 【癒し編】英語を話すことが怖い人へ。からかわれた経験がある人は発音が良かった証?!
はこちら↓
Vol.3 【恥じらい編】人前で英語を話すのが恥ずかしい!理想が高く、間違いを恐れて、英会話が伸び悩んでいる人へ。
はこちら↓
人によって違う”英語ペラペラ”
「英語を話せるようになりたい!」
ここにパッと思い浮かぶ理由は、なにかありますか?
「英語が話せたらカッコいいから!」
「海外旅行に行く勇気を持てそうだから!」
「世界中の人とコミュニケーションが取れるから!」
これはわたしの例です。こんなに単純な想いから英語学習を始めました。
もちろん、これだけでも立派な理由なのですが、もう少し深掘りして欲しいところがあります。
それは、「英語が話せたら(カッコいいから!)」の部分。
英語が話せる、日本ではよく英語がペラペラ、という表現をしますが、「英語ペラペラ」と一言で言っても、実は各個人が想像する「英語ペラペラ」は、バラバラです。
これは実際にあった、わたしの日本人の友人のお話です。
彼女(Aさん)はオーストラリアでお仕事をしていたのですが、とあるきっかけである日本人(Bさん)と知り合いました。
Bさんは、とても自慢げにオーストラリアでの経験や英語学習のことなどを、Aさんに話したそうです。Bさんは、「わたしはもうオーストラリアに5年以上いるし、英語もペラペラ」と語りました。
Aさんはその話を聞き、どうしても腑に落ちなかったそうです。
その晩、Aさんはわたしに電話をしてきました。
「英語ペラペラって、ネイティブのことじゃないん?Bさんはめちゃくちゃ日本訛りの英語を話してたし、何回か店員さんに聞き返してたし、それってペラペラって言うん?」
わたしはAさんの話を聞き、改めて「人によってペラペラって全然違うものだ」と感じました。
Bさんが思う英語ペラペラは、「海外で生活する分には十分な英語」です。日本語訛りの英語でも、ちゃんと通じている。何度か聞き返しても、最終的にはコミュニケーションが取れている。それ以上、何が必要?と聞かれてしまえば、何も必要ではないでしょう。
一方でAさんが思う英語ペラペラは、まさしく英語ネイティブ話者です。わたしから見たら、Aさんはもう十分過ぎるくらいの英語を流暢に話しているのに、彼女は「まだまだ」と英語学習を続けています。
このように、一言で「英語ペラペラ」と言っても、実は全く違う目標だったりします。
あなたが思う「英語ペラペラ」はどんな姿ですか?
英語ネイティブ話者になる必要は…ある?
Aさんのように英語ネイティブ話者を目指す方が日本には多いなぁ…と感じています。
そう言うわたしも、英語ネイティブ話者を目指していました。カナダに留学を決めたのも、カナダ人みたいな英語を喋れるようになりたいからでした。
わたしのこれまでの英語歴を話しますと、大学生の時に、一年カナダで留学を経験しました。
思うように会話力が伸びずに、日本で4年、英会話教室に通いました。
それでもネイティブ話者にはなれずに、ワーキングホリデービザを使って、TESOL(英語教授法)を学んだり、カナダで働く経験をしました。(日本食レストランだけではありません。難民の方相手に英語講師もしました。)
カナダで夫と出会い、結婚もしました。それでも英語ネイティブ話者にはなれていません。
ここまでしても、わたしの英語は、いつまで経っても日本語訛りの英語です。
おそらく、発音矯正に行き、カナダ式の発音を学ばない限り、わたしの英語は一生、日本語訛りの英語を話すことになります。
でもそれは、東京で生まれ育った人が大阪弁を学びに行くようなもの。
英語講師として、第二言語として英語を話す者として、そして英語大好き人間として、「常に学びたい」と言う意欲はまだまだありますが、発音に関して、ネイティブみたいになろうという気持ちはほとんどなくなってきました。
英語の訛りと年齢。
実はこの訛り、年齢と大きく関係しています。(と、わたしは信じています。)
言語習得において、これまで様々な研究がなされていますが、これと言って確証を持てるものはまだ出てきていません。
今のところ、一般的に言われているのは、人間の言語習得能力は幼少期〜7歳程度まで、という説です。
(気になる方は、「言語習得の臨界期」などで調べてみてください。)
7才ごろまでに、英語に頻繁に触れる経験があったり、英語をたくさん話す経験があれば、英語ネイティブ話者のように話せる、という説が有力です。
具体的には、「英語ネイティブ話者のような発音で話せる」だったり、「母国語と同じ感覚で話せる」だったり。
ちなみに、わたしは中学一年生の義務教育から英語を始めましたが、今でも母国語と同じ感覚で英語を使うことはできていません。英語が口からスラスラ出てきても、です。
感覚的には、母国語である日本語が、パソコンでいうデフォルト機能なら、英語は時間をかけて英語をインストールした感覚です。日本語は自然体で出てくるのに対して、英語は口からスラスラ出てくるように、何度もトレーニングした感覚です。
話を英語の訛りと年齢に戻します。
わたしの夫は8歳でフィリピンからカナダに来ました。夫はフィリピン訛りのないカナダ英語を話します。
しかし、彼のお兄さんは14歳でカナダに来たので、少しフィリピン語訛りがあります。(わたしでさえ気づかない程度ですが。)
そして、43歳の時にカナダに来た彼の両親は、わたしでも分かるくらいの、フィリピン語訛りがある英語を話します。
では、夫家族がフィリピンからカナダに移住し始めた時、1番複雑な英文を使い、周りの人とコミュニケーションを取っていたのは誰でしょうか?
おそらく、彼の両親です。
家族の移民申請から、家のローン、保険、職場、などなど全て英語でやりこなしていたはずです。
つまり、訛りがある英語を話すからと言って、英語が下手とか、単語や文法の知識がないとか、そういうことではない。
そこに気づいたわたしは、少しでも英語の訛りで人を判断していた自分を反省しました。
わたしは中学一年生の義務教育から英語学習を始めました。7才は遠くの昔に過ぎています。
本格的に英会話に力を入れたのは、留学後の大学3年生の頃。21才の頃です。
ここから見ても、わたしが訛りのない英語を話すのは不自然だなぁ…と感じるようになりました。
ちなみに、訛り度合いも重要です。
訛りが強過ぎると、コミュニケーションに支障が出てしまうこともあります。どこまでの訛りを許すのかは、あなた次第。
いきなり英語ネイティブ話者を目指すと、正直疲れます。何年もかかってしまい、わたしのような英語大好き人間でない限り、挫折してしまいます。
それを避けるためにも、まずは日本人で、英語を第二言語として話す人を目標にすることをオススメします。
学校の先生や英会話の日本人の先生、Youtuberなど、「こんなふうに話したいなぁ〜」と思える人をぜひ探してみてくださいね。
訛りを持つことの素晴らしさ。
カナダは移民の国なので、世界中からいろんな人が移り住んでいるのですが、そんな中で気づいたこと。
みんな訛ってるよ〜!です!
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