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【1人でできる英会話練習方法編】英会話をすると出てくる”意見”の壁。考え抜く力を育てて、その壁を越えてみませんか?
こんにちは。
「英語を話すことが怖い状態から、一歩踏み出そうと思えるマガジン。」です。
最終記事となる今回は、【1人でできる練習方編】です。
英語を人前で話すことは、とても勇気がいることだったりしますよね。
「いきなり人前に出るのはとても…」という方々に向けて、最後に、1人でできる英会話練習方法をご紹介することにしました。
正直、「英会話 1人で練習」と調べると、やり方はたくさん出てきますが、ここでは、私が1人でやっている練習方法を書いていきます。ネットにすでにあるものと被るかもしれません。(というか、ほとんどの練習法はネットにあるので、おそらく被ります。笑)
この記事が、英語恐怖症の方のお役に少しでも立てば嬉しいです。
ちなみに、有料部分は「最後にお伝えしたいこと」と題して、英語と考え抜く力(クリティカル•シンキング)について書いています。
本当の意味での「英語を話せる」を目指す方、英語を話す世界中の人々と深いコミュニケーションを取りたい方には、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。
※この記事を公開後、マガジンを700円で発売する予定です。有料マガジンには、Vol.2〜6の5つの記事が入ります。 単発記事は300円で割高になってしまいますので、記事を2つ以上購入したい方、お得に全巻購入したい方は、マガジンでの購入をご検討いただければ幸いです。
Vol.0 : このマガジンを書こうと思ったきっかけはこちら↓
Vol.1 : 【アイドリング編】「英語を話すことが怖い」と日本のジャッジメント文化。
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Vol.2 【癒し編】英語を話すことが怖い人へ。からかわれた経験がある人は発音が良かった証?!
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Vol.3 【恥じらい編】人前で英語を話すのが恥ずかしい!理想が高く、間違いを恐れて、英会話が伸び悩んでいる人へ。
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Vol.4 【学ぶ理由編】英会話や英語学習を続けるカギは、あなたの内なる願望にあります。
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Vol.5【オープンマインド編】「自分の英語を評価されたくない!」英会話での不安を乗り越えるために、必要なこと。
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1人でできる英会話練習方法をご紹介。
ここからは、私がしてきた1人でできる英会話練習方法をご紹介します。下記の5つが、おすすめの練習方法となっています。ご参考になれば幸いです。
①口周り、顔を柔らかくする体操
まずは顔や口の状態を整えます。
昔に読んだ、ボーカルトレーニングの本を参考に、もう何十年と続けている体操です。
一つ目の体操は「ウイスキー」と言うだけ、です。
早く言うのではなく、一つ一つ「ウー•イー•スー•キー」と言うこと。
ポイントは、一音一音、違う口の形を作ることです。ウとス、イとキ、は同じ口の形になりそうなのですが、微妙に形を変えます。
「ウ」は口を丸めて前に出します。
子どもや好きな人に「チュ」する時のマウスポジションです。
「イ」はほとんど「エ」です。
口を横にいっぱい開いて、アゴを少し下げます。
「ス」も「ウ」と同様、口を丸めて前に出すのですが、「ウ」よりも唇を広げます。前歯は丸見えの状態を作ります。
「キ」は口を横に引っ張って、そのまま「キー」と言います。
これを5〜10回繰り返します。
次に口を大きく開ける練習です。
指3本、縦に入るくらい大きく口を開けて「アー」と言います。喉が痛い時に、お医者さんに「大きく口を開ける」イメージです。それを3回ほど繰り返します。
最後に舌の動きを柔らかくする体操です。
舌を出るところまで、出す、引くを繰り返したり、舌をクルッと縦に回したりしています。大体5回ほど繰り返します。
英語を話す時は、日本語よりも口を大きく開くことが多いです。特に、第二言語として英語を学ぶ方にとっては、大げさに開かないと伝わりにくい発音になってしまうことがあります。そのために、まずは顔の体操を行い、顔の凝り固まった筋肉をほぐし、自分の顔を「英語を話しやすい顔」に変えます。
②音読
小学校で、国語の授業の時、音読しましたよね。
宿題でも、暗記するぐらい音読させられたのを覚えています。
その当時は「なんでこんなに声に出して読まないといけないのだろう…」と思っていましたが、音読はその言語を話す、使いこなす上で、とても重要な練習です。
もうすでに、出来上がっている文章を、声に出して読むということは、①文章の意味を理解する、②言葉やフレーズの使い方を丸暗記する、③発音の仕方をマスターする、ということにつながります。
英語の音読をする時のステップは、
①文章を読んで理解する。(和訳しても大丈夫です。)
②音源を聞く。(スクリプト(文章)を見ながら)
③聞いた文を、声に出して言う。
です。
イメージは、リピートアフターミー、です。
少し面倒ですが、一文ずつ、「音源を聞く→音源を止める→音読する」の方が、段落ごとにまとめて聞いて音読よりも、精度が上がります。
同じ文章での練習を、3回ほど繰り返します。
③オーバーラッピング
オーバーラッピングとは、教材のスクリプトを読みながら、流れる英語の音声と同時に発声を行うことで、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えることができる効率的な英語の学習方法です。
英語のOverlap(重ね合わせる)という言葉を語源に持つこの学習方法では、音声にピッタリと重ね合わせて英文を読む訓練を行います。
この練習を繰り返し行うことで、ネイティブの言っていることを理解する力が身につき、彼らのような発音を身につける近道となります。
音読は、読む、そしてリピートアフターミー、のイメージでしたが、オーバーラッピングは、好きな歌を完コピするイメージで、音をコピーする感覚です。
オーバーラッピングのステップは、
①文章を読んで理解する。
②音源を聞きながら、スクリプト(文章)を黙読。
③聞く、読む、言うを同時に行う。
(音源を聴きながら、スクリプト(文章)を読みながら、それを発声します。)
ここでの注意点は、なるべく読まずに、音を聞いたままコピーする、です。
英語は音と音がつながりやすい言語です。
例えば、”- out of the egg came a tiny and very hungry caterpiller.” (はらぺこあおむしの一文です。)だと、
アウト オブは、アウトブ、
ケイム アは、ケイマ、
のように、音がつながります。
それをそのまま、繋がった音のまま発音することで、スピーキングだけでなくリスニングの力も一緒につきます。
同じ文章での練習を、10〜15回ほど繰り返します。
④シャドーイング
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら1~2語遅れて復唱する方法です。英文を影のように追いかけることから「シャドーイング」と呼ばれています。
シャドーイングでは、通常のリピートのように英文を聞き終えてから発音したり、英文を目で追って読んだりすることはしません。耳に入ってきた英語を追いかけるようにそのまま発音することが、シャドーイングの正しいやり方です。耳と口を使い、音声から英文の意味を理解できるように鍛えましょう。
シャドーイングとオーバーラッピングには、異なる特徴が2点あります。
1点目は、発声のタイミング。 シャドーイングでは英語の音声を聞きながら、少し遅れて音声を追いかけるように発声するのに対し、オーバーラッピングでは音声と同時に発声します。
2点目は、スクリプトのあるなし。シャドーイングでは何も読まずに、影のように英語の音声を追いかけて発声するのに対し、オーバーラッピングではスクリプトどおりに読んで発声します。
何も見ずに音声だけを頼りに発声するシャドーイングは、難易度が高い中上級者向けの英語の学習方法ですが、オーバーラッピングは誰でも分け隔てなく学習できる方法なのです。
最後はシャドーイングです。
何も見ずに、音声を聞きながら、発声していきます。同じ文章での練習を、10〜15回ほど繰り返します。
ここで重要なことをお伝えします。
それは、②音読〜④シャドーイングまで、全て同じ教材(同じ文章)で行う、ということです。
②の音読で意味を理解する
↓
③のオーバーラッピングで音を理解する、そして言えるようにする
↓
④のシャドーイングで「読む」という作業を飛ばしても「理解しながら言える」というところまで来る
という一連の練習です。
これだけで、同じ文章を33回、口に出して言うことになります。
そういった意味でも、教材選びが重要になってきます。
ご自身のレベルに合った教材、そして興味が湧いたり楽しくなったりするものを使用するのが1番ですよね。
教材選びのポイントは、「簡単すぎるかな…」ぐらいのものを選ぶ、ということ。
日本の英語教育を受けてきた方は、英語を読んで理解する、ということには慣れていますが、それが口から出てこない…という方がとても多いです。
そんな方々にとっては、「内容が簡単すぎる…」ぐらいのものを選ぶと、ちょうど良いかと思います。
※これは、同じ文書を少なくとも23回は声に出して言う練習です。歌を完コピして、最終的に何も見なくても歌える状態にするのと似ていますが、そういう作業が苦手な方には、残念ながらこの練習法は向いていないと思います…
⑤番外編: 英文法基礎
個人的な意見ですが、第二言語として英語を学ぶ方にとって、英文法基礎、いわゆる中学英語は、本当に役にたつものだと思っています。
特に、品詞と文型は、英会話でもとても役に立ちます。
「忘れてしまったかも…」という方や、あやふやな方は、品詞と文型だけでも、一度復習することをお勧めします。
※もちろん単語やフレーズごとに丸暗記して、会話できるようになる方もいらっしゃいます。
もし、「英文法が苦手すぎてアレルギーが出る…!」くらいの場合は、別のアプローチが良いかと思いますので、絶対に復習しなければならない、というわけではないです。
個人的にお勧めの文法書は、こちらです👇
最初の2冊は、著者が同じ方々です。
文法書としては読みやすく、上手に文法と話す側の気持ちを掛け合わせて説明してくれていると感じます。
3つ目は、実際に中学英語を学び直したい方にお勧めです。説明もわかりやすく、ドリルがついているので、少し品詞や文型を復習するにはちょうど良いと感じました。
無料版はここまでです。
「英語を話すことが怖い状態から、一歩踏み出そうと思えるマガジン。」を最初から読んでいたいた方、この記事だけ読んでいただいた方、本当にありがとうございました。
この記事が、このマガジンが、英会話をする上で、何かお役に立てていれば幸いです。
もしご質問、ご意見、ご感想などありましたら、お気軽にコメントしてください。なるべく早く返信させていただきます。
人前で英語を話すことが怖いけど、英会話を頑張っている方へ。
最後にお伝えしたいこと。
これまで私は、色んな方々に英語を教える経験をしてきました。その中で英会話が上達した方々、または実際に海外に出た方々から、こんな感想を聞いたことがあります。
「英語が話せるようになったと思ったら、次また『話せない』の壁が出てきた。」
「英語は話せるようになったんだけど…自分の意見が話せない、分からない。」
「英語以前の問題で、会議で意見を求められたことがない。急に求められても、日本語でも言えない。そんなものを英語でどうやって言えという。。。」
英語を話すようになると、「”意見”の壁」が出てきます。それはなぜでしょうか。
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