【院長執筆】ピコってなあに?普通のレーザートーニングとどう違うの?

こんにちは。美容皮膚科医の田宮エリーです

ピコトーニングと、普通のトーニングはどうちがうの?
どっちがいいの?

と、よくきかれます

トーニングとは、皮膚の色調(トーン)を均一にして明るくする治療です

↓こちらで詳しく解説しておりますので、ぜひご一読くださいね


1兆分の1秒(ピコ秒)単位で照射するのがピコです

ピコという名称は、

照射時間がものすごく短い

ことを意味しています

ややこしいですが、波長とは関係ありません

ピコレーザーでも、使う波長は1064nm、755nm、532nmあたりで、普通のレーザーと変わりありません

波長は同じでも、照射の瞬間をめちゃくちゃ短くしています

通常のレーザーよりも、1ショットの照射時間が極めて短いので、

皮膚に与える余計なダメージがほとんどない

というのがピコレーザーの特徴です

ピコレーザーが開発される前は、照射はどんなに短くてもナノ秒単位でした

たとえば、1064nmの光をピコ秒であてると、おなじくメラニン色素を多く持つ細胞ほど光を吸収しますが、あまりに瞬間的なので、細胞の水分を蒸発させるほどの熱エネルギーが発生しません

なので、メラニン色素だけが消滅して、細胞はそのまま残存します

画像1

稚拙な絵ですみません

ですので、

ピコトーニングのほうが、お肌にはマイルドです

乾燥しやすい方、アトピー肌のかたには向いていると思います

通常のトーニングは、細胞ごと死滅するので、表皮のターンオーバーを促進できる

というもう一つの効果があります

古い角質が除去できるので、照射して数日後の皮膚がつるっとします

なので、当院では、通常のトーニング機器を使用しております

お痛みは色素量が減ってくると、どちらのレーザーでもほぼ感じられなくなりますが、最初の数回はピコのほうがややラクです

これは、わたしがかってに頭で咀嚼して、わかりやすく自分なりに認識した説ですので、実際ミクロレベルでは少しちがうのかもしれません

ですが、現実世界では、この認識でレーザー治療をしておりまして、効果も良好でみなさまお喜びくださってます

画像2

こちらの患者さまは、たったの3回の照射後でこの効果です

シミがうすくなり、ベースの皮膚の色調も明るくなり、毛穴に一致した古い角質も除去されたことがわかります

ハイパワーでお痛みつらいところがんばっていただきましたので、この効果です、ご協力ほんとうにありがとうございます

それぞれの患者さまにとって最適なレーザーの出力は、わたくしがしっかり診させていただきますので、ご安心くださいね

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CLINIC EMMA the ginza (クリニックエマザギンザ)
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営業時間 11:00~20:00 ほぼ毎日営業
美容皮膚科・美容形成外科

院長 田宮エリー
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