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人生のやる事をボルダリンングに絞ってみた。
「やりたい事が多い」ことが行動を迷わせる。
最近、やりたいことが多い。
音楽制作(DTM)もやりたいし、登山もしたいし、クライミングではリードやアイスクライミングもやりたい。ただ、休日になるとどれにも手がつけられないことがよくある。
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やりたいのに、なぜ行動できないのだろう? 行動力や好奇心はあるほうだと思っていたのに、休日が来るたびに何をしようか迷ってしまう。
「諦める」ではなく、「選び取る」。
ある日、ちきりんさんの本を読んだり、ポッドキャストを聞いたりする機会があり、その中でこんな言葉があった。
「諦めることが必要。」
「諦める」と聞くとネガティブなイメージがあった。しかし、その著者は「諦める」ということをポジティブな感覚として伝えていた。言い換えるなら 「選び取ること」。
何かを諦めるということは、ただ捨てるのではなく、「自分にとって本当に大事なものを選ぶ」ことなのだと思う。
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そして、自分が好きな人たちを見てみると、みんな選択と集中をしている人ばかりだった。やりたいことが多すぎると、結局どれも中途半端になってしまう。でも、何かを選び取ることで、それにエネルギーを注ぐことができる。
ボルダリングはみんなでやるのが楽しい。
考えてみたら、今一番夢中になっているのはボルダリングだった。2023年に始めて、今2年が経とうとしている。この時代、2年も続いているのはなかなかいいほうなのではないか? 周りを見ても、年単位で趣味を続けている人は意外と少ないように思える。
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ボルダリングは 「1人でも楽しいし、みんなでやるともっと楽しい」。そんな感覚がある。今は、仕事終わりに週2回のペースでボルダリングジムに通っている。2年も同じジムに通っていると、時間帯が同じこともあり、挨拶をする人や友達がたくさんできた。みんながいることは、続けている一つの大きな要因であることは間違いない。
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ボルダリングのジムではバカになれる。
夜な夜な、みんなで懸垂大会をしたり、前腕の筋肉を褒め合ったりする時間が、とても尊く感じる。まるで子供に戻ったような感覚すらある。よく「いい大人が何やってんだよ(笑)」と言い合っている。クライマーには、そういう人が多い気がするし、社会で働いている人も、そうやって昔みたいにバカになれる場所を求めているのではないかと思う。ボルダリングジム(特に夜の時間帯)は、そんな人にとって、うってつけの場所なのかもしれない。
だから、この 「バカで子供に戻れる場所」 を提供してくれるボルダリングに、やることを絞ってみようと思う。
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他をやらないわけではなく、ただ、自分の選択の傾向をボルダリングに向けて、優先順位を高くした。それだけの話。