サービスプロバイダー向けの強力な3つのVeeam One機能
Veeam ONEは、意思決定、適切なリソース配分、問題の特定と解決において、すべての組織を支援します。Veeam ONEは、あらゆるタイプの展開に対して、いくつかの方法でVeeam Backup & Replicationを補完します。サービス・プロバイダーは、コンプライアンスの維持、バックアップ・インフラストラクチャ・ニーズの計画、環境の適切なサイジングなど、Veeam ONEを利用することで多くのメリットを得ることができます。サービス・プロバイダーとしては、これらのVeeam ONEの機能を利用して、収益性の向上、顧客環境の拡張、潜在的な顧客満足度の向上、販売の成功などを図ることができます。
コンプライアンスのメンテナンス：
企業は、業務の強化、意思決定の改善、新たな収益源の創出など、さまざまな理由でデータを収集しています。データの収集と保持に伴い、企業は規制法令に従うことが強く求められ、所在地や業種に応じてコンプライアンス義務を果たす必要があります。環境を可視化することは、コンプライアンス規制を満たしていることを確認するための1つの手法です。
Veeam ONEには、データ・センターのコンプライアンスを確保するにさまざまな役立つ機能があります。堅牢なモニタリングとレポーティング・ビューにより、SLA、RPOを満たしていることを確認し、誰が、何を、どこで構成を変更しているかをレポート化することができます。
バックアップ・データの保護に関しては、Veeam ONEは、Restore Operator Activity Reportで、誰がバックアップ・データにアクセスしているか、どこでリストアが書き込まれているかのレポートを提供します。このレポートは、誰もが想定されていないときにデータにアクセスしていないこと、そして「どこで」リストアしているかで、ビジネス要件に準拠していることを確認するのに役立ちます。
その他にも、VMバックアップコンプライアンス概要レポートなど、バックアップのRPOやSLAへの準拠を確認するのに役立つレポートがあります。このレポートを実行すると、3-2-1ルールに従っていないVMが特定されます。これにより、組織内のさまざまな場所に十分なバックアップコピーがあることを確認できます。
ユーザの保護されているオブジェクト、バックアップ、レプリカの場所を監視する必要がある場合は、Data Sovereigntyレポートを実行することができます。Veeam Backup & Replicationのロケーション設定とこのレポートを組み合わせることで、本番データとそのコピーが地理的にどこにあるかを監視することができます。これは、地理的に多様なインフラストラクチャの監視に役立ちます。
ユーザ環境のサイジング：
仮想環境がVeeam ONEに追加されると、ホスト、クラスタ、データストア、VMに基づくデータの分析と収集を開始します。リソースが現在どのようにプロビジョニングされ、消費されているかを見て、強力な洞察力を持つ情報データ・ポイントを提供します。これは、将来の成長のために環境のサイズをどうするか、リソースが現在どのように割り当てられているか、適切なデータ保護のために何に対処する必要があるかなどを計画する際に役立ちます。
データストアがどのようにプロビジョニングされているかをチェックすることで、VMが適切に動作するのに十分なストレージを確保することができます。Veeam ONEでは、クライアント・ビュー内のデータストア・サマリーでデータストアを監視し、データストア・キャパシティ・レポートを実行することでこれを行うことができます。これにより、空き容量、使用容量、プロビジョニング容量を記録することができ、必要に応じて変更することができます。
バックアップ・リポジトリのサイズを適切に設定することも、Veeam ONEが得意な分野です。VMの変更率を監視することで、ビジネスが必要とする割り当てられた時間の間でデータを保存するのに十分なバックアップ・リポジトリのスペースを割り当てていることを確認することができます。
サイジングとモニタリングの両方の機能は、サービス・プロバイダーが顧客環境を適切に最適化し、計画するのに役立ちます。これにより、VMが適切に動作するためのリソースを正しく割り当てたり、バックアップインフラの必要性についてアドバイスしたりする際に、信頼できるアドバイザーであり続けることができます。
バックアップ計画：
企業は、あらゆる災害シナリオに備えてデータを保護する際に、信頼できるリソースとしてサービス・プロバイダーを利用します。Veeam ONEは、バックアップを実行する前に、バックアップ・アクティビティの失敗につながる可能性のある問題について、環境を評価するのに役立ちます。ドキュメントは、バックアップ・リポジトリのサイズ、容量の計画、チャージバックなどを支援します。これらの洞察に溢れたレポートを実行することで、これらのデータポイントを利用して、現在の意思決定や将来のニーズの計画に役立てることができます。
Veeam ONEに含まれているInfrastructure Overviewレポートは、新規顧客としてデータ・センターを最初に扱うときに役立ちます。このドキュメントは、環境全体とその構成を視覚化しようとするときに使用でき、仮想環境内のすべてのvCenterサーバ、クラスタ、ホスト、VM、データストア、ネットワークの情報が表示されます。これは、インフラストラクチャがどのように構成されているかを理解するための基礎的なドキュメントとして使用できます。
バックアップを成功させるためには、環境を評価することが常に重要です。バックアップやリストアを実行した後に、データにアクセスできないことに気づくのは避けたいものです。そのための一つの方法として、VM Configuration Assessmentレポートがあります。このレポートでは、バックアップが失敗したり、適切にバックアップされない原因となる潜在的な問題や制限を特定します。
このレポートでは、問題が発生する可能性のあるVMのリストを提供し、バックアップジョブを成功させるための推奨事項を提示します。
Veeam ONEの多くの魅力的な機能：
Veeam ONEは、すべてのユーザがコンプライアンスを維持し、環境のサイズを適切に調整し、バックアップの準備のためにインフラを評価するのに役立ちます。Veeam ONEは、データ保護のための信頼性と拡張性のあるソリューションを確保しながら、コンプライアンスの維持、収益性の向上、技術的な意思決定の支援など、多くのビジネス機能を支援します。Veeam ONEは、物理的なデータ保護環境だけでなく、仮想アプリケーションやワークロードの監視に関しても多くのことを提供します。