教員を辞めたいと思う瞬間
前回の記事をたくさんの人に
見てもらって嬉しいです
ありがとうございました
教員という職業はネット上にネガティブな意見が溢れていて、ついついそんなイメージがついてしまいがちだが、悪い一面しかなかったら日本中から教員が消えているだろう
そうではなく今も教員を続けている人が多くいるということは間違いなく良い面もたくさんあるということだ
その両方をできる限り客観的に、かつそれに対して自分がどう思うということを発信できるといいなと思う
ということで今回はやめたいと思う瞬間の話
大学の同期の友人と話していた時のこと
私「先月めっちゃ残業したんだよ。もう生活の全
てが仕事って感じで嫌になっちゃうよ。楽し
いんだけど、それとこれとは別の話だよな」
友人「楽しいならそれが一番じゃん!ってかそし
たら残業代もがっぽりじゃないすか」
私「いや教員はみなし残業代が払われてて、残業
代は出ないようなもん。給特法ってニュース
とかで話題になっているの見たことない?」
友人「そうなの!ごめん無知だったわ
ってか、給料出ないってことはそれは仕事
じゃないってことだよね笑」
私「仕事じゃないってのは?」
友人「労働の対価として報酬がないといけないわ
けで、報酬がないってことは仕事って思わ
れてないってことでしょ。」
なるほど
今までは教員はそういうものだと割り切っていた部分があったが、友人の言う通り
労働の対価として報酬がないといけないわけで、報酬がない仕事はただのボランティアだ
授業準備も保護者対応も全て仕事の内だと思っていたが、あれはボランティアだったのか、と
いや、もちろんボランティアではない
しかし、その感覚をもって仕事に向き合わないといけないわけだ
勤務時間中は給料をもらっている、勤務時間外は給料はもらえない
そこを明確に分けて考える必要がある
とはいえ、そういうわけにもいかないのが現実
私は小学校教員なので部活はないが、勤務時間を過ぎた後にしないといけない大切な仕事もいくらでもある
例えば授業準備
最も手を抜いてはいけないところで、どんなに忙しくてもここで手を抜くと何倍にもなって帰ってくる(と、先輩が言っていた)
授業準備で残業することは仕方ない、と思っている
教員としての経験が浅い分、ここは頑張らないといけないところ
それ以外にも保護者対応
特にトラブルが起こった時に学校を中継して話をすることになると、ゆうに1時間はかかる
テストの丸つけ
うまい時間の作り方をしている教員は子供がいる時間に行っているのかもしれないが、私はうまくできていない(伸び代)
職員会議
勤務時間過ぎていますが、と誰も言わないのが不思議だ
行事の準備
小学校はとても行事が多い
そしてそのほとんどが教員の勤務時間外労働を前提に運営されている
保護者に配慮しなければならない場面が増え、クレームが来ないよう毎日頭をかかえて案をねっている
中学高校だとこれに加えて部活動
信じられない…
これ以外にもたくさん残業することになる要素はある
どれも手を抜けないものばかりだ
しかし、私がここでいちばんの問題だと感じているのは残業時間の多さではない
残業が多いのが若いうちだけではないということだ
雑務の多さと責任の大きさは反比例しないといけないはずなのに
教員はそうではないのだ
それが最も私がこの仕事を辞めようと思った原因である
年数を重ねるとより大変な児童を任され、より大変な仕事(主任)を任され、仕事の量も増える
効率化して空いた時間に新しい仕事が入ってくるのだ
特に私の学校では教務主任と教頭は毎月100時間以上残業をしている
今は大変でも、いつかは俺も上り詰めてやる…と思えるならまだしも今のままだと
私は10年後、20年後100時間残業をする役職に就かないといけないのだ
結論
努力する場所を変えよう
と考えた
教員は間違いなく充実した職業だ
しかし良い職業とは言えない
子供の成長のため、という言葉に縛られて教員が自分のために生きられていないように感じる
より豊かに生活するために働いているのであって豊かな生活ができていないと本末転倒
ベタな言葉でしめることになってしまうが
やはり自分の人生なんだから自分中心で生きていきたい
なんて思いながら明日も仕事に行く
勤務時間内は子どもたちの成長のために全力を尽くすので責めないでください笑
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