良い学級像
多くの教員が恐る「学級崩壊」
それを防ぐために多くの場所で議論がなされている
教員をしていると必ず一度は聞いたことがあるのではないだろうか
・靴箱が綺麗な学級は崩壊しない
・落とし物が少ない学級は崩壊しない
・ちゃんと話を聞ける学級は崩壊しない
などなど
どれもそうだと言えばそうなのかもしれないが
そこまでこだわるところなのだろうか
こだわるところが多すぎてどの若手教員も息切れしているように見える
私の勤めている学校での話
私は隙間時間に色々な学級に散歩感覚で入る
授業の雰囲気、教師の発問、掲示物、子供の表情など
授業研よりも日常の授業の方が色々なものが見えてくる
その中で私が教室に入るたびに児童に指導をしている教員がいる
たまたま私が毎回指導のタイミングにでくわしているのかとも思ったが、それは違うだろう
(私の勝手な想像だが)きっとその教員は私に舐められたくないのだろう
だから私の前で「私はちゃんと子供のことを指導しています」というアピールがしているのではないだろうか
別に授業中に話を聞いていない児童が一人、二人いることがそこまで問題ではないと思う
なぜなら話を聞かないと損をするという感覚がまだ養われていないからだ
授業よりも他のことが気になるのであれば、その子供にとって授業の優先度が低い、それだけの話だ
それに対して「○○!話を聞きなさい!!」と叱ったところで、馬の耳になんとやら
少し話が逸れたので元に戻す
小学校教員は、担任としてクラスの子供達と密に関わっていくため、クラスの様子がそのままその教員への評価となることが多い
そのクラスの様子というのが
・落ち着いていたら良いクラス
・発表がたくさん出ていたら良いクラス
・挨拶が揃っていたら良いクラス
そんなだれが言い出したかもわからない説を多くの若手が信じて子供に口うるさく指導している光景が見られる
落ち着いていても、ただの無気力クラスかもしれない
発表が出なくてもみんなノートによく書いて考えているかもしれない
挨拶は苦手でも、言葉遣いが丁寧で友達を思いやれるクラスかもしれない
自分の評価を上げるために子供を利用して、目的のはっきりしない指導はやめませんか
と、私の学校の職員に伝えたい
若手教員あるあるなのではないだろうかと思う
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