東京大学工学部のオープンフォーラム「次の都市をつくるのは誰か?」のオンライン開催に参加して
先日、東京大学工学部のオープンフォーラム「次の都市をつくるのは誰か?」のオンライン開催に参加してきた。
いろんな話があったけど、1番の関心ごとはwithコロナ時代には「ソフトもハードも含めて新しいインフラが必要」ということだと思った。新しく作るというより、既存のものを駆使して新しい解釈で使うということ。
コロナ禍で一気にリモート環境化が進んで、今まで不可能だと思えたことが意外とあっさりと出来たことに驚きを感じているのは大学の教育現場も同じとのこと。
ただ、建築分野やリアルタイムでモニタリングが必要な分野などで、やはり現地にいないと得られない情報があり、それをどう補っていくかが課題のようだった。
建築や都市の在り方も激変していくことが予想され、社会全体でリモート社会とリアルのバランスを補い合うソフトもハードも含めた新しい社会のOSやインフラが必要とのこと。
この辺の新しい世界を思い描くのは個人的に好きだな。
参加者からの質問はやはり以下が多かった。
* 東京と地方の関係がどう変わる?
* 近隣と郊外の重要性がどう変化する?
東京一局集中は変えないといけないというのは一致していて、若干のタイムラグを経て都市に拘らない暮らしに移っていき、近所で豊な生活が出来ることに比重が移っていくのでは?という意見もあった。
500年続いてきた近代化が世界的にこのコロナ禍でパラダイムシフトを迎え、新しい世界をつくるのは僕たち一人ひとりに委ねられているというのがこのフォーラムのメッセージなんだろうと思った。