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シドニーで達成したい5つの目標

2024年4月6日。
投稿から2日後には日本を経ち、海外での生活が始まる。ロンドン留学の布石となる約1年で達成したい目標を5つ、挙げたい。

なぜシドニー経由ロンドン行きなのか?
についてはこちら!↓

1.圧倒的な英語力の向上

いうまでもないけれど、これが第一目標。ロンドンに入れば、演劇について、演出について、英語で議論しなければいけないし、したい。シェイクスピアを生んだ国で演劇に携わるということは、必要とされる英語力は並大抵以上ではないだろうか… 海外での展示を多く見ているから読むことは、この一年でそれなりにできるようになったけれど、言葉遊びは、まだ判別できない。会話に至っては、やはりこちらからのレスポンス、発言に難がまだまだある。この目標達成は至上命題だし、なんなら一生の目標でもある。

2.戯曲をちゃんと読めるようになること

演劇のベース、演出/デザインのベースとなる戯曲をちゃんと読めるようになること。これが2つ目の目標。シェイクスピア/イプセン/チェーホフ/ブレヒトを携え、丁寧に読む、想像するという訓練をしたい。

3.Sydney Theatre Companyへの潜入

オーストラリアは、あまり日本で知られていないだけで、演劇、音楽、ダンスが盛んで、特に南東部のシドニー/メルボルン/アデレードといった都市は質が高そう。その中でもSydney Theatre Companyは女優のケイト・ブランシェットが率いるシーンの中心的な劇団らしい。彼らは冬休み期間にインターンを募集している。ここに応募し、採用されれば、異国の地での現場経験が踏むことができるので、挑戦したい。

4.毎月、儀式をつくる。

2024年3月30日に神保町で開かれた儀式フェスという催しに参加した。儀式フェスとは、ルールの中で参加者が行動するゲームと、ルールの中で俳優が演技し、観客もそのルールを暗黙で了解している状態で行われる演劇の狭間のコンテンツの可能性を模索する試みである。

大流行した「人狼ゲーム」を頭に浮かべると、ゲーム的なものと演劇的なものの狭間が、いかに面白いか、伝わりやすいのではないだろうか?

今回、僕は3/30の上演に向けて、石川県加賀市と北海道白老町で事前に上演し、ブラッシュアップする形で東京に持ってきた。それだけ上演を重ねても、完成しないのがまあ面白い。

この参加型の演劇は、ひとつの言葉、ひとつの動きを変えるだけで、観客の体験濃度がガラッと変わる。ひとつの戯曲が作られていくかのように構成し、あとを託した参加者によって紡がれていく。このアプローチを入口に戯曲の理解も深まるのではないか、という仮説が浮かんできた。

シドニーでは、複数の戯曲をベースに、1ヶ月にひとつのペースで儀式を作ろうと思う。ハムレットをベースにしたり、かもめをベースにしたり、肝っ玉母さんをベースにしたりして。現地での上演も、もちろんしたいと思っています。

5.なんでもいいから毎日の記録を残す

日記というものが苦手だ。すごく書いてみたいのだけど、長続きしない。しかしこれからの数年間の記録は。きっと価値あるものになる予感がする。何を聞き、何を話し、何を観て、どう感じたのか。異国ゆえの疎外感も暮らしてみるとそれなりに感じるだろう。そういった日々の痕跡を遺していきたい。ニューヨークで購入したパティ・スミスによる、A Book of Days という素敵な写真エッセイ集のような遺し方も良いのかもしれない…


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