ホウセキ V の解説5;ジュエランドとその付近の星について
こんにちは。神明光里です。
今回は作者に頼まれて、ジュエランドやその周りの星について説明することになりました。宜しくお願いします。
なんで私が説明するのか?
いやいや。私、リヨモちゃんと一番話してますからね。星の話もかなり聞いてるんですよ。お蔭様で、結構詳しくなったんです。
まずジュエランドとその近くの星の位置関係は、下の図の通りです。
ジュエランドは、グラッシャやスカルプタより太陽的な星より遠いんです。
太陽的な星との距離を見ると、グラッシャとの距離は太陽と地球の距離と同じくらいみたいです。だから温度は地球と同じくらいで、生物も栄えたるみたいです。
ジュエランドは太陽的な星から遠いのに、温度はグラッシャやスカルプタと同じくらいみたいです。
太陽的な星から遠いなら、届く光は弱いから温度は高くならないハズですよね? それなのに、どうしてジュエランドの温度は低くないのか?
その理由は次の通り!
ジュエランドの自転軸はすごく傾いてて、北極を完全に太陽的な星に向けちゃってます。だから、ジュエランドは北半球にだけ光が当たり続けてます。届く光は弱いけどずっと当たってるから、いい感じに温まってるみたいです。
北半球にだけ光が当たり続けてるから、ジュエランドは北半球がずっと昼で、南半球がずっと夜なんです。
太陽的な星はずっと沈まないから、時刻は衛星の動きを基準にしてるみたいです。
あと北半球と南半球では温度差も凄くて、全く光が当たらない南半球は全体が氷漬け状態みたいです。だから北半球にしか生き物はいないみたいです
ジュエランドの生き物と言えば、私たちが戦ったカムゾン、ヅメガ、ギルバスがいますね。本当は小動物で、タマノエという植物を食べてしまう害獣だったことは、リヨモちゃんが話してましたね。つまり三種類とも草食なんですよね。私の印象だと、ちょっと意外です。
タマノエは茎が金色で、真珠みたいな実が成る植物で、まさにジュエランドの植物って感じですね。
実は地球にも贈られてたらしいですけど、地球の環境が合わなくて定着はしなかったみたいです。だけど見た目のインパクトが大きいから、地球でも一部の伝承で語られてます。竹取物語にも登場してますね。
次にグラッシャの話をしますけど、自転のスピード(1日の長さ)や自転軸の傾き方が地球と同じくらいだから、宇宙に進出した私たちの先祖にとっては一番住みやすい星だったみたいです。
でも、この星に地球人が住むようになった後で、なんかよく解らない巨大な生物が生まれて、その生物が凶暴だったから、かなり多くの人は衛星のスカルプタに逃げたみたいです。
今のグラッシャは巨大な生物の星で、その生物は他の生き物を食べ物か邪魔者としか思わないそうです。
だからジュエランドはスカルプタとは交流があるけど、グラッシャとは交流が無い状態になったんだと、リヨモちゃんからは聞いてます。
そしてスカルプタですけど、小さい星だから重力が弱くて、最初は空気を星の表面に纏ってる空気が少なくて、人間が生きていくのは無理な環境だったみたいです。
だけど、ジュエランドから輸入したイマージュエルの力で充分な空気を星の表面にキープして、体感する重力の強さも地球と同じくらいになるように調整してるんですって。凄いですよね!
ここからは私も解らないんですけど、確かスカルプタの重力を実際に操作してる訳じゃないから、周りの星には何の影響も与えてないと。
取り敢えず、イマージュエルの力って凄いですね!
ついでに、スカルプタが公転するスピードはグラッシャが自転するスピードと同じみたいです。だから、グラッシャとスカルプタは互いに同じ面だけを見せ合う形になってるんですけど…。
月が地球の周囲を約1ヶ月で公転してるのと比べると、スカルプタはかなり速いですよね。
だけど、このスピードのお蔭で、スカルプタの1日の長さは地球とだいたい同じになってるらしくいです。ちょっと解りにくい話だから、下に図でまとめました。
それでも厳しかったら、コメントで質問してください。
最後に…。
これは不確定情報ですけど、ニクシムが本拠地にしている小惑星は、グラッシャとジュエランドの間にある、多数の小惑星の一つじゃないかと、リヨモちゃんは語ってます。というのもニクシムという名前は、小惑星の名前らしいので。
私はこの話を聞いて、
『伝説のダークネストーンが封印されてる場所だから、ニクシムと呼ばれるようになった』
と思ったんですけど、違うみたいで…。
伝説のダークネストーンが封印されてる場所は、マダム・モンスターが封印を解くまで不明だったんですって。ニクシム神という名前も、多分マダム・モンスターかザイガがつけたみたいで、それまでは『伝説のダークネストーン』としか呼ばれてなかったと、リヨモちゃんは話してました。
まだ謎が多いんですけど、争いとか関係ないならジュエランドやスカルプタに行ってみたい気は凄くあります。
だからその前に、この争いが少しでも平穏に解決することを願ってます。それこそジュエルメンの最終回みたいに終わったら、本当にいいな。実はそれが、私の一番の願いだったりします。
本編を読まれていない方で興味を持たれた方は、下のリンクから最初の話に行けますので、私たちの物語を是非とも読んでみてください!
以上、神明光里の解説でした!
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