なの日記「とどめを刺して」
私の好きなアーティストでamazarashiというバンドがある。
好きな人には見て分かるだろうが、アイコンにしている帽子からamazarashi好きが溢れている。
それはさておき
amazarashiの曲の中で「とどめを刺して」と言う曲があるのだが、今の私の状況に刺さりすぎた。
昨日、いつもの喫茶店から家に帰る際、川沿いを少し散歩していた。気の赴くままに身を任せて歩く。半ば無意識でたどり着いたのは川の麓へ降りられる階段だった。
その階段を2、3段降りたところで腰を下ろす。
ちょうど川沿いの散歩道から人1人隠れるのにちょうど良い場所だった。階段の両サイドは最近の中学生のたっぱ並に立派に育った植物達がそよそよとゆらめいている。
まだ陽の光を感じられるが、もう太陽の姿は見えない。
あかく染められた背景を眺められるだけで、太陽からの直接的温もりは感じられない。
次第に街は色を失って行く。
適当なプレイリストからランダムに流す。そんな時に聴いたのが「とどめを刺して」であった。
聴いた事ない人は、気持ちが川に溶け出しそうな時に聞いてみてほしい。
アルコールやニコチンで生きるのを心を誤魔化している時に聴いて欲しい。いや、逆に聞かない方が良い。
羨ましくなって、でも何も動けず、どうしようもなくなってしまう。
心乱れて終わりだ。
“君にとどめを刺して。
僕と逃げよう。”
そう言い合える人がいれば、
楽しく土に還るのかな。
認め合う人間が必要だ。
型に押しつぶされる前に、
ダメになる前に、
何かに縋りたくて
ただ、
でも、親を悲しませたくない。
それがこの世界へと繋ぎ止めるための糸なんだろうな。
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