現場も問われる物流DXの後
物流2024
4月に向けて環境や条件が整備されてくる。
いままでのムリや非常識が少しずつ是正されてくる。
一方で待っているお客様に届けられない苦悩がある。
最近では、報道にも多く取り扱われ、一般の方々には、知られていなかった実情が広くの方々に知られるようになった。
状況を共有することが、これからの変化の受け皿になっていく。
課題解決に向けた物流DX
労働人口、労働時間の減少に対応できるように、各社が、IT人材の確保をすすめて早期実現と導入を図っている。
DXによってAIなどを活用した自動化や情報のスピード化が進んでくる。
しかし、物流はほぼ全ての産業に関わりを持ち横の広さがあり、大中小の物流拠点があり、それぞれのプロセスがある。
横に広く、縦の長い、物流領域全体を最適に導入できるのには正直、時間がかかるであろう。
今は人が少ない
労働時間が減り、労働人口が減少傾向にあり、高齢化が進んでいる。
対策として、DXが進み、規制が緩和され、自動化が進み、待機などの無駄時間が解消されていくでしょう。
経験が浅い人、体力的に不安のある人、海外からの人が業務対応できるようになっていくことでしょう。
外国人ドライバーなどが増え、労働人口の対策もできるようになる。
これにより、数としては補充されるが、文化や感性は異なるので一つのことが複数に解釈され、最初は混乱が続くのではないでしょうか。
しかし、問題が見えることで進化、整備が進み、問題の最小化がされていくでしょう。これが大変なのですが…。
DXの完全導入
いつになるのかはわからないが、全領域にDXが導入されれば標準化が進んだということだと思います。
つまり、ベテランのカンコツ経験が不要になってくる。
AIが判断し、作業指示を出す。システムと自動化された設備が仕事を進めていく。
労働人口の不足という課題は劇的に解消されるかもしれない。
その時、人がやるべき仕事が減り、労働時間に余裕が生まれてくる。
そうなった時、現場の作業員の付加価値は何になるのだろう?
これは人にやってもらいたいという仕事はなんだろう?
その仕事をしてもらいたい人はどんな人なんだろう?
現場作業者の構え
企業は設備投資を回収できるように更なる生産効率を求めていくでしょう。
現場作業者は働いている時間は減少していくかもしれない。
現場作業者も今から、自分たちの時間の付加価値をどのように高めていくかを考えていかなければいけないのではないでしょうか。