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澄んでいるお茶 | 今週のすきノート


アカアマコーヒー 神楽坂


靴下とスリッパを脱いで裸足で家の中を歩く時

人がまばらな電車

京王百貨店の紙袋を持って京王線に乗ること


新国立競技場


澄んでいるお茶

お茶を淹れる行為

手捌きの良い料理過程を見ること

ご飯の食べ方が綺麗な人


都営大江戸線ホームの椅子


「大切なのはいいものが置いてあるよりも、目に引っかかるものが何もないってこと。」

「私と会ったからにはお腹いっぱいになって帰ってほしい」

「敷居は跨がせない」


Harlow ICE CREAM ハーロウ 広尾


Harlowのねっとりしたアイスクリーム

公園で食べるお弁当

どうしようもない妄想を同じ熱量で話せること


プラタナス


今週、お茶酔いのイベントに行ってきた。
お茶酔いとは、お茶を繰り返し飲み続けることで覚醒する現象(体がふわふわする)。

イベントでは小茶会が開かれて、熱いお湯で淹れた中国茶を何倍も繰り返し飲んだ。イベント終盤になると、なんだか体全体がふわふわする気がした。でもそれは、本当にお茶酔いしていたからなのか、その日イベント前に重い荷物を持って歩き回ったことの疲れなのか、よくわからなかった。

それでも、前から気になっていた美味しい中国茶(水金鬼やラプサンスーチョン)を飲めたことが嬉しかったし、初対面の人とお茶を飲みながら話す時間がすごく楽しかった。



私は、人がお茶を淹れているところを見るのが好きだ。コーヒーでも日本茶でも紅茶でも、簡単な作業のように見えるけど、茶葉を入れてお湯を入れるそういう単純な工程を一つ一つ丁寧に重ねているのが良い。コーヒー屋さんでもハンドドリップのお店ならば、カウンターからその工程が見えるとわかると少し背伸びをして見てしまう。その丁寧な手元が良い、なんだか安心します。

お茶酔いのイベントでは、人がお茶を淹れる瞬間を何度も見られたのも良かった。自分でも小さな茶器でお茶を淹れる体験もできて楽しかったなあ。

飲んだ中国茶は本当に香り高くて、味も体にすーっと染みるように透明で。お茶を淹れる工程も含めて、とても澄んでいるなあと。お茶は豊かな飲み物だと改めて思った。


茶盤が足りなくて、蒸篭と鍋で代用した即席スタイル。それも様になっていた。

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