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2023/6/24読書会レポート

第6回読書会

開催日時:2023年6月24日(土)10時-12時
参加者:5名
場所:PEARLS(パールズ)
★今回6回目の開催となりました!
いつもご参加本当にありがとうございます。

今回紹介された本

すいかの匂い(江國香織)

著者の体験的小説を含む少女たちの夏を描く魅力ある短編集。
「蕗子さん」では亀の甲羅を切り裂くエピソードなど不思議な世界観。

良い加減に生きる(きたやまおさむ/前田重治)

作詞家でもあり精神科医でもある、きたやまおさむ氏と、精神分析の前田重治氏が、いい加減(無責任・大雑把)ではなく良い加減に自分らしく生きるための指南書。

キミは知らない(大崎梢)

女子高生の主人公が憧れの教員実習生を追いかけた末に様々な事件に巻き込まれ、読む手が止まらないドラマチックミステリー。

くちびるに歌を(中田永一)

合唱部を舞台にした青春小説。ホラー小説家(乙一)の別名義での小説。

ツナグ(辻村深月)

生きた人と死んだ人の面会の窓口を担う使者(ツナグ)。ツナグの仲介のもと再会した生者と死者が生み出す感動の物語。

桐島、部活やめるってよ(朝井リョウ)

学級カーストそれぞれの階層の中で、ピラミッドの頂点に位置する「桐島」の退部による日常の変化や出来事にまつわる登場人物ごとのオムニバス形式のストーリー。

幸福論(アラン)

「しあわせ」に関するコラム集。感情や情念に振り回されないためには、考え込むのではなく身体を動かし行動すること。

旅をする木(星野道夫)

アラスカを愛し移住した写真家、星野道夫のエッセイ集。
日常の慌ただしい時間の裏に、「悠久の時間」があることを実感できる。美しく癒やされる言葉の数々に出会える一冊。

ヒロスエの思考地図(広末涼子)

今話題の著者が様々な哲学者の名言をテーマに語るエッセイ集。「しないほうがいい経験なんて、ひとつもない」という帯のメッセージはタイムリーで印象的。

阪急電車(有川浩)

阪急電車今津線を舞台に繰り広げられるハートウォーミングストーリー。作中に登場する老婦人のアドバイスが共感をよぶ。

星の商人/月の商人(犬飼ターボ)

「星の商人」は成功や幸福について書かれた自己啓発&ビジネス小説。女性経営者のための「月の商人」と合わせて競争に勝つだけでないビジネスの本質を学べる一冊。

感想・エピソード

「読書」
本読書会をきっかけに、これまで手を伸ばさなかった女性作家の作品を読むようになった経験や韓国小説の面白さにも気づき異なる文化の視点や物語の展開に引き込まれるなど、新たな文学の世界を楽しまれている経験を共有していただきました。
マンガや小説の遍歴の交流もできました。

「作家・作品」
作中に出てくる料理の話で美味しそうな描写があるほど、その著者の技術力が伝わってくるといったお話、泣ける作品についても共有しました。

「最近のマスコミ界」
女性の不倫や浮気に対する姿勢が厳しい日本のマスコミ界。社会の価値観の変化や倫理観の高まりに追いついていないのか?

さいごに 

ハンドメイド作品の今後の事業展開、魚の寿命、
アイスランド・北欧への憧れ、夫婦の在り方など毎回多彩な話題に拡がりその一つ一つが楽しく学びにもなっています。
今回もありがとうございました!

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